鳴滝不動尊エリア・ バリエーションルート探査 2023.9.16

鳴滝不動尊エリア満喫山行 2023年9月16日(土)晴れ/猛暑

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん N・Mさん

コース:タイム JR膳所駅7:20…8:10鳴滝不動尊8:20…相模沢右股沢取付8:25…二股9:05…9:50音羽山10:30…右股

 沢左岸尾根取付き10:35…鳴滝不動尊下11:12…鳴滝不動尊200m下尾根取付き11:30…320m11:50…12:30縦走路

 530m地点12:50…相模川支沢取付き13:00…13:45鳴滝不動尊下祠14:05…JR膳所駅13:00


相模川右股沢源頭部
相模川右股沢源頭部

 もう9月の中旬になろうかと言うのに、この暑さは何だ!林道に入ると流石に風が涼しく感じるが鳴滝不動尊に着く頃には汗びっしょりだ!二週連続のバリルートで今回は、かなりハードになりそうだ!気合を入れ奥へと歩き出す。右股沢の分岐は直ぐだ。この沢は8/21に歩いている。前回は上部二股から右股へルート取りをしたが今回は音羽山頂上分岐へ直登だ。薄暗い沢へ足を踏み入れるが木々の間から差す光は眩しすぎる位だ。沢には朽ちた倒木が積み重なり歩き難い。両岸から岩が迫り細くなると苔むした細い流れの岩稜帯を四駆で慎重に通過。

420m付近で方向確認
420m付近で方向確認

その先は岩が立ち塞がり無理な様で右側から巻いて行くが急斜面のトラバースなので足元注意である。通過すると一面にシダが広がり歩き難い。足元は拳大の石がゴロゴロし不安定だ。420m付近の二股でルート確認し右股方向に。両側から岩が迫る間の細い沢筋を一気に進む。傾斜は更に急になり苔むした岩稜の上部で振り返ると少しだけ下界が見えた。何だかカモシカのお立ち台の様だ?さらに源頭部の急斜面を登ると傾斜が緩くなる事なく音羽山頂上分岐の10m程大津側に飛び出したのである。もう汗もびっしょり。一本立て珈琲タイム。もう、やり切った感満杯だが未だ4分の一だ。頂上まで50m程だが行く気は無い。が、NMさんだけ足を進めるのであった。少し汗も引いたので腰を上げる。

大きなテングタケを撮る。松茸ならなぁ~
大きなテングタケを撮る。松茸ならなぁ~

大津方向に小さいピークを越えた所が右股沢左岸尾根の取付きだ。450m迄は緩やかに下降するがその先は細尾根を一気に急下降。400mの尾根分岐は左へ。尾根の突端は岩稜だ。突き当りの急斜面を下る。下方に古い小屋が見えると直ぐ不動尊手前の林道に出る。傍には小さな祠がある。最後は此処に下山する予定だが100m程下った支沢の左岸尾根に取り付く。地図ではS字状に曲がった尾根だ。赤テープがあるがその先は無い。余りの急斜面で直登する気にはなれず右尾根芯方向へ進むのだが此処もまた急斜面のトラバース。グリップは緩く緊張する。320m辺りまで40度以上の急斜面を慎重に進む。少し広くなった所で一本立てる。350m付近のテラスかなと思ったがまだ少し手前だった。直ぐ上部のテラスから右方向に進む。低い疎林と倒木を跨ぎ潜り進む。おまけに蜘蛛の巣の洗礼に耐え、しかも額からは汗が滴り落ちる。もう限界だと思う頃、登山道に飛び出した。此処で水分補給。横にはテングタケ

支沢源頭部
支沢源頭部
少しだけ市街が見える
少しだけ市街が見える

が大きな傘を広げている。さあ最後の下りだ。大谷分岐までの緩い登りが長く感じる。分岐の直ぐ先が支沢の取付き。一週前に登った沢だ。この沢筋は変化に富んでいる。ガレ場・シダ地帯・倒木帯と急斜面のトラバースなど慎重に下って行く。大きな朴の木地帯は特に好きな場所だ。下部で沢を左岸に渡渉すると傾斜が緩くなって来る。程なく祠のある林道に着地する。もうグッショリ全身汗まみれである!猛暑の続くこんな時期に低山ではあるがこんなに楽しめる山は”そうそう”ないと思う。以前は音羽川エリアに嵌り最近は鳴滝不動尊エリア。まだまだ楽しめそうだ!