ホッケ山で雪庇を見よう・リベンジ山行 2023.2.26

ホッケ山で雪庇を見よう 2023年2月26日(日)

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん M・Mさん

コース:タイム JR蓬莱駅8:16…ホッケ山左岸尾根270m取付き点8:55…470m峠9:40…720m10:30…12:00ホッケ山

               直下12:40…720m13:20…取付き点14:00…14:50JR蓬莱駅・解散


ホッケ山の雪庇。今シーズン最後かも?
ホッケ山の雪庇。今シーズン最後かも?

 本当なら昨日、今日と野伏ヶ岳雪洞山行の予定だったが生憎、悪天候の為中止となった。去年の夏以降、泊山行は天候に恵まれず中止ばかりである。急遽、仕方なく比良に変更しホッケ山を目指す事にする。皆テンション、ダダ下がりの筈だが?家を出ると雪がチラついている。やっぱり今日もダメか?少しの期待も萎んで行く。JR蓬莱駅で下車しホームから見るとヤッパリ比良は雪雲に覆われていた。薄っすらと雪が積もった歩道を志賀中学のグランド横まで進む。丁度一ヶ月前は此処で30㎝以上の雪が積もっていた。前回、苦労した獣除けの柵を三回越えると直ぐ先にホッケ谷左岸尾根の取付き点がある。樹林帯に足を踏み入れると15~20㎝の積雪。少し締まっているので歩き易い。何時もなら途中の峠地点迄

720mの倒木地点
720mの倒木地点

トラバース気味に進むのだが今回は尾根の末端に取り付いて480m尾根を直登する。しかし結構急登だ!細尾根の小ピークを二つ越えた先に峠がある。此処から本格的な急斜面の直登が始まる。25㎝位の積雪なのでツボ足で行こう。約200m程の急登をユックリ慎重にキックステップで進んで行く。720m前回の敗退地点まで来ると40㎝以上の積雪。此処でワカン装着。30㎝程の根雪の上に20㎝程、新雪が積もっている。この先二ヶ所ほど倒木地帯がある。ワカンは雪をシッカリ掴み歩き易い。倒木地帯はルーファイが大事だ!踏み抜きに注意しながら右左と進路を変えながら確実に進む。その先930mに核心部の岩稜地帯。岩稜の右はNG。手前の小岩と後ろの大岩の間を左に抜けるのが正解!後ろ側は倒木地帯で踏み抜き注意!さぁ最後の急登だ!

ホッケ山の雪庇
ホッケ山の雪庇
一瞬の晴れ間
一瞬の晴れ間

1000mを越えると傾斜が緩やかになりパウダースノーが気持ち良いが未だ上空は雲に覆われている。青空は望めないのか?ホッケ山が近くなり眼前に雪壁が見えた時、奇跡的に青空が顔を出し素晴らしい雪庇が飛び込んで来た!稜線では強風が吹いているらしく雪煙が舞っている。暫くその様に見とれていたのだ。直下でベンチを作りランチタイムとする。琵琶湖を眺めながら素晴らしいロケーションでの珈琲は最高の味だった。あと数十歩で頂上だが誰も行こうとは言わなかった。時おり強い風が吹く中、腰を上げる。下山はトレースがあるので楽ちんだ。720mまで下りワカンから軽アイゼンに。先月程雪が多くないのでアイゼンの方が安心だ。一気に下り峠から林道方向にトラバースし樹林帯を過ぎれば何時もの取り付き点に着く。アスファルト道まで降りて来ると”すっかり”雪は解けている。振り返ると比良は、また雪雲に覆われていた。期待していなかったが一瞬の青空と雪庇が見られた事に感謝です!!