神璽谷・ダケのガレ ルート 2016.6.18

参加メンバー SL エーちゃん S・Tさん K・Aさん B・Yさん H・Mさん

ルート・タイム

 イン谷8:05…神璽の滝8:35…鳥居9:10…分岐10:05…10:20北比良峠11:10…カラ岳11:30…リフト駅跡12:05

    …神璽谷分岐12:32…イン谷12:55


羽衣の様な神璽ノ滝
羽衣の様な神璽ノ滝

   昨日までの天気は嘘の様に今日一日だけ晴の予報。イン谷奥の駐車場に車を止め気持ち好く歩き出す。今日は、今年上半期締めの山行。前回5/14のリベンジ山行でもあり気合もマックス。分岐を過ぎ、神璽ノ滝に到着。昨日までの雨でかなり水量が多く迫力満点!暫し見とれる。登山道に戻り、少しで石灯籠。一つ目の堰堤手前を渡り沢沿いを進んで行く。五つ目の堰堤手前を左に渡渉。足元の悪い急登を繰り返すと赤い鳥居に着く。展望台もあるらしいいが・・・。ここから先が核心部。三段の滝を左に見て、古いロープのある(ここら辺りが一番の危険個所?)登りきると上部堰堤の横、崩れた梯子の上に新しい梯子が掛っている。何度か渡渉すると右手上部から古いワイヤーロープが下がっている。そちらも登れそうであるが、沢の間の細い尾根を左方向に進む。此処もかなり急である。

ザレたダケノガレ
ザレたダケノガレ

ガレ場を暫く進んでいくと、時折木々の間から青空が低く見える。もう上部は近そうである。大きな岩に赤い矢印のある分岐に到着。右奥にロープが下がっている。リフト撤去の作業道跡か?間違えて登る人もいそうですが、此処まで来る人は、それなりの塾達者?北比良峠に直登最短ルート?同行者たちは暑い暑いの連発!汗を拭き水分補給して腰を上げる。あと少しで期待の蟻地獄!沢の左手を登ると前回間違った花崗岩のトラバース道。ロープ頼りに進むと、どうしても細い沢を右に渉ってしまう。ここは真直ぐ登るようであるが今回は手前を左にトラバース(ロープが行き止まりに見える)して、この尾根を巻いて行く。急な斜面を登ると先程の直登ルートに合流。もう蟻地獄は目の前!一気にテンションが上がる。前方が明るく広がり憧れの場所に飛び出す。歓喜の声が上がったのも当然ですが、飛び出した所が少し上部であり

馬がひっくり返っている
馬がひっくり返っている

やっと憧れの場所に来たので、此処は下から登らないと消化不良になりそうと蟻地獄の末端まで一気に下る。見上げると、かなりの急斜面。下部は鎖が砂に埋もれている。さあっと気合を入れて登り出す。古い写真で見ていたあの奇岩は残念ながら、ほとんど姿を消している。仲間はそれぞれこの風景を楽しみながら登っている。ふと見ると左側にトトロに見える岩がある(ひっくり返った馬にも見えるらしい)。雪でもないのにキックステップで進んで行く。女性陣は黄色い声(奇声)を上げ盛り上がっている。わずかの時間でダケ道に合流。本日のハイライトがゆっくりと幕を閉じる。

旧山上駅近くの崩壊地
旧山上駅近くの崩壊地

北比良峠で記念写真を撮り、大分時間も早いがゆっくり昼食&コーヒータイム。憧れの神璽谷ダケのガレを登れた事に感激し、満足感に浸っている。勿論、時間も忘れ話が弾んだことは言うまでもありません。ゆっくりと腰を上げます。旧山上駅までの登山道が見る影も無く大きく崩落している。今年の梅雨の後、登山道が無くなっているかも知れません。その先カラ岳の途中も二箇所大きく崩れている。比良もあちらこちらで崩壊の危機に直面しているようだ。途中からリフト駅跡へのトラバース道へ入る。駅跡からは急な登山道を一気に下り神璽谷分岐を過ぎるとイン谷に到着。何とまだ1時前!いつも通り志賀駅前の「清林」で反省会。絶品のおでんを肴にビールでのどを潤したのは言うまでもありません。皆様お疲れ様でした。