中井新道~釈迦岳2(比良古道シリーズ)2016.7.16

中井新道・初夏の古道を歩く

2016年7月16日(土)くもり   メンバー CL、エーちゃん  K・Mさん

ルート・タイム  イン谷8:30…登山口9:20…峠9:45…分岐10:15…761m

    11:05…11:30・880m12:00…ヤケオ山12:20…釈迦岳13:00…

    カラ岳分岐13:10…リフト道13:35…神璽谷分岐14:10…水場14:15…

    イン谷14:40

 


古道登りは気持ちが良い
古道登りは気持ちが良い

 今日はイン谷まで車で行く。少し曇ってはいるが雨の心配はなさそうだ。湖西道路まで下り側道を北へ進む。別荘地を過ぎ登山口へ。もう結構背中に汗をかいている。今回二度目の中井新道は、忠実に古道を歩くのが目的なのです。しょっぱなから倒木や木の枝が邪魔をする。蜘蛛の巣の攻撃をかわしながら進むと赤ペンキで数字の書いてある峠に着く。風が無いので同行のK・Mさんは、かなりバテ気味らしい。そこかしこに真新しい赤テープが付いている。所々で蜩が鳴いているが樹の上でなく足元で鳴いている。危険はないのだろうか心配する。761mからは景色の良い細い尾根を進む。この辺りは、ほとんど登山者が通らないのでとても静かだ。

880mまで来ると正面のヤケオ山から蜩の蝉しぐれが、まるでオーケストラのように聞こえてくる。ケッケッケッ・・・。鳴き声が前方からウエーブしながら過ぎては又やってくる。不思議な空間に入ったみたいだ。幼いころに戻ったような、頭の中で”少年時代”が流れている。何だか登山をしている自分がタイムスリップしているような感覚なる。本当に不思議な気分であった。ヤケオ山を過ぎ釈迦岳まで来ると、ほとんど蝉の声がしなくなった。あれは何だったのだろうか?此処からは旧リフト道を一気に下って行く。後から何度思い出しても不思議な山行でした。