白山山系・経ヶ岳北峰~大舟山    2017.6.24

5度目の挑戦 経ヶ岳北峰から大舟山 2017年6月24日(土)晴れ

メンバー  CL・エーちゃん  K・Aさん

ルート・タイム  法恩寺山登山口9:00…ゲレンデトップ9:45…伏拝10:05…1450m付近11:55…北峰12:30…

         13:00大岩13:20…北峰13:40…伏拝15:05…登山口15:55

 


経ヶ岳本邦から吊り尾根と北峰(左)
経ヶ岳本邦から吊り尾根と北峰(左)

前回の縦走で大岩を越えられなかったので、どうしてもその先を見たいと計画を立て最悪、大岩の向う側を見ると言う事で出発。2週間ぶりの登山口だ。もう雪はすっかり消え新緑が眩しい。急な石段を登りゲレンデに出ると下草がお腹辺りまで伸びている。噴き出す汗を拭きながらトップへ。正面に経ヶ岳がドッシリとしている。雪の消えた登山道は歩き易い。また日帰り装備なので背中が軽い。何時も通り伏拝から緩く下って1390mの手前を急登する。この場所は一番最初の時少しぬかるんでいてズルズルと滑り緊張した所だ。登った所を左に折れる。この辺り登山道が藪に覆われている。少し進むと左に古い道標発見!そのまま藪の中へ…あれ?おかしいぞ?ルートが無い。一度もとの位置まで戻る。その間僅か20~30m位。もう一度行くが、やはり変だ。地図で確認するが何故かおかしい。5回くらい行ったり来たりを繰り返す羽目に。今まで何回も地図を出し確認している筈なのに、この時何故

大舟山方向から大岩を見上げる
大舟山方向から大岩を見上げる

か、地図上の南北を間違っていたのだった。何度思い返しても何故だか分らない。二人共、狐に化かされたのか?下山してからも考えているが、やはり分らないままである。本来のルートを確認し進んで行く。50分程ロスをしてしまった。少し先の景色の良い場所で一本。少し萎えてしまったが気合を入れ直す。北峰まであと一息。こんな良いコースなのに何時も殆んど登山者に会う事が無い。この時間では大船山まで届かないので大岩を越えた所まで進む事にする。両側がスパッと切れ落ち、しかも下が見えないほどの急下降だ。足元は滑り易くユックリ進む。残雪期は早かったが結構時間がかかる。こんなに遠かったかなと思う頃大岩の前に出る。前回シュルンド状になっていた箇所は大きく穴を空けている。真っ暗で底が見えない。どちらを巻くのか?左側は沢の様に切れ落ちていて無理みたいだ。右方向は前回行けそうになかったが良く見ると一人位通れるだけの余裕はありそうで切れ落ちた谷側に気を付けながら大岩を巻く。何と後ろ側は少し広くなっていて余裕がある。大岩の後ろに四角い岩がありその後ろの岩との間が切れ目になっていてそこを通り抜けなければならない。大きなザックだと無理がある様だ。細い切れ目を抜け初めて後ろ側に回り込む事が出来た。溶岩で出来た大きな岩である。此処で時間切れとなり大舟山を諦め戻る事にする。また今度、赤兎山までの縦走計画を立てる事が出来るのか思案のしどころである。