一年振りのホッケ山は、あの美しい雪庇を見せてくれるだろうか？JR蓬莱駅ホームから見える比良の連山は生憎、雪雲に隠されている。何時も通り登山口辺りは薄っすら雪が積もっている。先ずは峠を目指し末端尾根の途中からトラバース気味に登って行く。積雪は20㎝位か？尾根芯には鹿の寝床がある。峠で一本立て積雪の多くなっった急斜面に取り付く。720mの倒木地帯まではツボ足で雪と格闘。新雪の急登は更に傾斜がきつく感じる。去年撤退した所だ。此処でワカン装着。左に巻きながら、さらに上部の倒木地帯を目指す。40㎝以上の積雪にワカンが良く効く。840m辺りの倒木地帯にぶつかるが以前は右側から倒木を跨ぎ抜けて行くのだが倒木が尾根を埋め尽くし進めそうにない。進むには一旦下りホッケ谷側を巻き急斜面を登らなければならない。その先に岩稜帯がある筈であるが余りに倒木が多く萎えてしまう。もう11時、色々思案するが残念ながら此処で撤収を決める。時々雲間から陽が差すとレースカーテンの様に綺麗だ。急斜面を一気に下降するが雲に覆われ少し薄暗い。峠でワカンを外し後は取付きまでツボ足だ。しかし最後の急斜面はシャバ雪に変わり少し慎重に下って行く。まだ時間は早いので取り付き点でランチとする。今年は例年になく降雪が少なく今シーズンの雪山は残念だが此れで終わりかも知れないと思う。少し寂しいが・・。久し振りに清林に寄り道し反省会でもするか？