木ノ下谷ルート探索

水車谷~木ノ下谷ルート探索 2024年1月24日(水)晴れ.曇り.雪

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん

コース:タイム JR大津駅南口7:40…朝日ヶ丘登山口7:54…縦走路260m鞍部8:13…水車谷8:30…木下谷出合8:50

  …路傍休憩舎分岐9:50…音羽山10:18…10:30休憩舎分岐11:00…水車谷火の用心分岐11:30…縦走路16番鉄塔

  11:59…430m火の用心分岐12:03…諸子川源頭部12:20…BBC横登山口12:33…13:00JR膳所駅 


北部は雪雲に覆われている
北部は雪雲に覆われている

 シーズン最強の寒波がやって来た。北部では大雪警報が出ているが音羽山には雪は無い。今回は新ルートで取付く。大津駅南口から国道を潜り朝日ヶ丘の突き当りで名神高速を潜った所が取り付きだ。正面は荒れた枯れ沢で鹿が何頭か通り過ぎて行く。左方向に古い林道が続いているが側溝を跨ぎ高速沿いの朽ちかけたフェンスに沿って急斜面を四駆で登る。直ぐ先で先程の林道に合流。林道の先から琵琶湖が綺麗に見えた。尾根をさらに進むと水車谷へ続く沢筋の鞍部に出た。南西方向に谷筋を下って行く途中の蒐場には氷が張っている。関寺林道に降り立つと雪が風に運ばれチラついている。気温は-2~3℃位だろうか?見上げる空は雪雲に覆われ寒そうだ。鉄管堰堤の奥が木ノ下谷の取付き点

久し振りの霜柱
久し振りの霜柱

谷の左岸へ足を踏み入れる。この谷筋は初めてなので不安もあるがテンションが上がる。一番目の堰堤を越え奥へと進んで行く。古い石積みの堰堤には細い流れがある。夏なら滝行が出来そうだ?この辺りから沢筋が荒れて来る。ガラガラ沢の奥は倒木と崩落で行く手を塞いでいる。突き抜けられそうだが左の斜面を高巻するが上から見ると何とか行けそうだ。基本的に沢の遡行が続く。上部に苔むした堰堤が見えると沢床も荒れ放題である。その上の堰堤は半分以上石積が崩れている。手前の法面には氷柱が下がっていた。尚も奥へ沢床を進むと三段に重なった古い石積に突き当たる。細い流れのある石積を越えれば少しだけ左岸を進む。八番目の堰堤を越えると、また倒木地帯だ!源頭部に近づいて来ると”やっと!歩き易くなって来る。源頭部は緩やかで広くなっている。430m辺りの二股は南方向に進む。水車谷右股沢合流点まで150mの急登だ。氷点下だと言うのに汗がにじむ。合流点から一投足

比叡山の向こうは雪雲の中
比叡山の向こうは雪雲の中

で路傍休憩所分岐に飛び出す。音羽山迄は一般ルートなので楽ちんだが登山道は凍っていて固い。ピストンで戻って来てランチタイム。カップラーメンと珈琲で温まる。この後は前回登った坑道跡から水車谷の火の用心分岐迄下って行く。分岐点から沢を渡渉し16番鉄塔を目指し急登に挑戦。こんな所にルートが在るとは知らなかったが鉄塔巡視路の様だ。上部は低い灌木のブッシュなっている。此処から見下ろす大津市街は直ぐ近くまで雪雲に覆われグレー色だ。430m火の用心分岐から諸子川源頭部まで一気の急下降。後はのんびり膳所駅まで降りるとしょう。今回初めてのルートを探索出来また新しい発見に出合えた事に感謝です。音羽山は、まだまだ楽しませてくれそうだ!