八ヶ岳・阿弥陀岳2805㍍(御小屋尾根)2014.7.25~27

八ヶ岳・阿弥陀岳(2805m)御小屋尾根直登ルート

2014年7月25日(金)夜~27日(日)テント泊

メンバー えーちゃん、Y.M、K.A女史 A.M女史 I.M女史

コース・タイム

7/25 瀬田IC19:15=諏訪南IC―美濃戸口23:00 車中泊

7/26 美濃戸口5;15…登山口5:45…御小屋山7:30…8:33不動清水 8:53…

     摩利支天11:10…11:30阿弥陀岳12:18…行者小屋13:15 テント泊

7/27 小屋6:30…8:30ゲート8:40…美濃戸口9:20―入浴・食事―瀬田16:00―各自宅


記録: 以前、赤岳登山の時、阿弥陀岳に登りました。そして直登ルートが在る事を知り登ってみたいと思っていました。今年の夏山集中登山で行者小屋集中が決まり、念願の御小屋尾根直登ルートを計画。待ちに待った山行当日なんと、晴れているじゃありませんか!例年この山行は、ほとんど雨なのに。期待しながら高速を北へ。明日も良い天気であります様にと期待しテント泊。7/26皆の願いが叶ったのか快晴の朝を迎えたのです。清々しい気分で、ゆっくりと別荘地の舗装された道を歩き出す。少し進むと、ずっと前方に腰の曲がった老婆が(後で分ったのですが実は60代でした)歩いています。登山口近くで合流。話を聞くと背骨の第何?骨を圧迫骨折し入院していて、リハビリ登山しているとの事。このコースを!と、ビックリしました。気を付けてと声を掛け先に進みます。上品な方でした。

緩やかに登山道を進みます。時折さわやかな風が通り抜けて行き気持ちが良い。アラセブが2名いるので、こまめに休憩を取りながら登る事約2時間。急登を過ぎると御小屋山に到着。ここから暫らくの間は歩きやすい樹林帯です。時々木々の切れ間から南アルプスの峰々がスッキリと見えます。不動清水の分岐を右に2~3分で冷たくて美味しい水場に到着。ペットボトルを満たす。ここから500mの急登が始まります。前方遥か上方、紺碧の空を突き刺すように摩利支天と赤岳が肩を並べている。

シャクナゲがキレイに咲き青紫や黄色い花々も風に揺れている。やがてガレ場になり鎖が付けられた辺りで、急にガスが湧いてくる。這松の混じった岩稜帯を登りきると、字の薄くなった道標が立っている。前方に大きな岩峰がある。ここが摩利支天だ。岩に登り梯子を降り這松を漕ぐと阿弥陀は目前。ほとんど登山者に会わずに来ましたが、にぎやかな声が聞こえてくると、念願の阿弥陀岳2805mに到着。時間の都合で赤岳は諦め、頂上からの景色を堪能します。前方手前に、まるでマチュピチュの様な中岳、その向こうに主峰赤岳。赤岳の手前には登山者が蟻の行列の様に連なっている。左手に横岳から硫黄岳・天狗へと山稜が続く。右手遠く雲の上に富士山。キレットから権現はゴツゴツした岩稜帯が、その右に網笠山のなだらかな裾野が続いている。

オレンジのテントです。
オレンジのテントです。

記念写真を撮り今日のテン場、行者小屋へ。150m程の急下降梯子や鎖場で落石を起こさないよう慎重に下りる。こんなに急だったのか?前は、ヒョイヒョイと上がったような気がする。テン場までの道は、最近の豪雨の影響か?崩れている場所が多く感じる。行者小屋に着くと、テン場が一杯。裏の少し空いた所にテントを張る。二人は小屋泊。テント代は何処へ行っても、ほとんど一人500円なのに、此処は千円と高い?早速、生ビールで乾杯!続々と他コースの会員が集まって来る。その度、乾杯が続き宴会へなだれ込みます。西日が眩しく、雨の心配のない夏山集中は珍しい。ワインやカツオのたたき、お造り等々酒宴は続きます。明日の天気は下り坂。僕達は下りるだけですが他のメンバーは、まだ登るので心配です。

7/27 朝からコーヒーを点て6:30に出発。どうも曇り空で下り坂みたいです。八ヶ岳名物の苔生した静かな樹林帯を下って行きます。振り返っても、赤岳などの稜線は黒い雲の中。11950m辺りの登山道が沢筋崩壊の為、大分回り道になっていて小一時間ほど時間が多くかかりました。美濃戸山荘で冷えたトマトを百円で購入。かぶりつくと、とても美味しかった。美濃戸口まで林道を進み予定より早く9:20到着。下界は晴れていて夏模様。時間があるので、テントやシュラフ等を干し岐路に着きました。憧れの阿弥陀岳直登ルート達成です。同行の皆さん楽しい山行有難うございました。  

       やっぱり山はええなぁ~