岩籠山で紅葉を愛でる・周回山行  2022.10.29

岩籠山周回・山毛欅の紅葉を愛でる   2022年10月29日(土)晴れ

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん K・Aさん M・Mさん

コース:タイム JR新疋田駅8:55…林道終点・市橋登山口9:35…370m.10:40…夕暮山分岐11:50…岩籠山…12:20

  インデアン平原12:50…P708…P361…駄口登山口14:33…15:05JR新疋田駅


JR新疋田駅・さあ出発だ
JR新疋田駅・さあ出発だ

 玄関の戸を開けると東の空が茜色に染まっている。もう陽が登るのも大分遅くなって来た。湖西線の車窓から見上げる比良の山々は秋色が濃くなって来た様だ。岩籠山の山毛欅林はどうだろうか?期待が膨らむ。今回で三回目の新疋田駅に下車。天気は良さそうだが北風が強く肌寒い。静かな佇まいの北国街道を抜け登山口へ進む。街道沿いにはコスモスが咲いている。JRのガードを二回潜り暫くで駐車場。その奥、林道の終点が登山口だ。今回は前回とは逆の市橋ルートから登り始める。沢沿いで渡渉が多いコースだが大小の滝や沢音を聞きながら進むのは変化に富んでいて気持ちが良い。沢が細くなりガレに変わると急登の始まり。足元に赤い実をつけたマムシグサが二輪咲いていた。上部から”恐い”の声が。下りはザレていて滑り易く注意が必要だ。傾斜が緩くなると少し広くなった夕暮山分岐に到着する。

敦賀湾を背景に
敦賀湾を背景に

眼前の山肌は色づき始めた様で歓声が上がる。最短ルートを進み周りが笹原になると分岐を左へ。少しの登りで岩籠山の頂上に飛び出す!眼下に敦賀湾が青く広がり野坂岳から三国岳や伊吹山が見え最高のロケーションだが風が強く”ゆっくり”は出来ない。風に揺れるススキっ原を進むとジョーズ岩で有名なインデアン平原に着く。風を避けジョーズの岩陰でランチタイム。風に揺れる笹原は”まるで”海原の様だ。登山者は少ないが”それでも”4~5パーティーとすれ違った。何時も通り”おにぎり”でお腹を満たし珈琲を飲むと温まってくる。さぁ今日のハイライト!山毛欅の紅葉を見に行こう!陽も差し始め期待出来そうである。先ず急下降を過ぎ鞍部から一段目の山毛欅林。此処には主のブナ(勝手に付けている)がある。一歩足を踏

眼下に敦賀市街と敦賀湾を望む
眼下に敦賀市街と敦賀湾を望む
装いの始まり
装いの始まり

み入れると別天地だった!陽光に透ける山毛欅の葉は色とりどりに輝き”まるで”宝石を散りばめたようである。紅葉の始まりではあるがテンションが上がる。自然と歩は”ゆっくり”となる。尾根を巻くと二段目の山毛欅林。此処には若いブナが多い。が、笹原に覆われ別世界の様だ。目の前に大きな崩落地がある。以前は其処に登山道があった様だが今は付け替えられている。少し急登すると三段目(最後)の山毛欅林に突入する。大きく曲がった幹や笑っているような幹。色々な表情を見せてくれる。低山ではあるが此処の山毛欅林は最高で心を癒してくれる。

ビューティフル!
ビューティフル!

名残惜しいが、そろそろ山毛欅林の終わりが近づいてくる。少し早めの紅葉山行であったが期待以上に満喫できのだった。長い下りを過ぎ一気に駄口登山口へ。辺りには未だ秋の気配は感じられない。最後は国道歩き。歩道のない国道は危険でトラックが容赦なく直ぐ傍を通り過ぎて行く此の十数分間が一番危険である。シーズン初めての紅葉山行は大満足。冬にも是非来たいものだ!仲間達に感謝‼