若越国境縦走➅・赤坂山~山ルート 2023.4.29

山毛欅の新緑を愛でる・若越国境縦走  2023年4月29日(土)晴れ/曇り/小雨

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん S・Tさん M・Mさん

コース:タイム マキノ高原8:45…P483東屋9:45…赤坂山10:40…三国山11:40…12:45新庄乗越12:55…13:30庄部谷

  山分岐13:55…芦谷岳…840mピーク14:29…山ルート分岐15:10…第二鉄塔15:40…山登山口16:15…16:35山バス停


マキノ高原からスタート
マキノ高原からスタート

 近畿地方の天気は南部から北部へ寒冷前線通過に伴い大荒れの天気になるらしい。マキノ駅からtaxiでマキノ高原へ。メタセコイヤ並木の新緑が綺麗だ。オートキャンプ場は何故かガラガラで数年前とは”えらい”違いだ。今日は粟野迄の縦走予定。距離も長いので”ゆっくり”歩き出す。何時ものヤンキースロープ登山口手前のサブルート?から取付く。階段状の登りが続き歩き易い。綺麗な新緑の山毛欅林が爽やかである。東屋を過ぎると左方向にトラバースし登山道に合流。もう”じんわり”汗をかいている。連休のせいか登山者が多い。お花目当ての方もいる様で立派なカメラで撮影している。P483の東屋で一本立てる。この先の沢筋にはイワカガミが群生していて歩みも遅くなる。ブナと春の花が見事にマッチングし楽しませてくれる。粟柄越近くにはカタクリが顔を見せている。赤坂山では強風が吹きつけ

イワカガミが春の訪れを感じさせてくれる
イワカガミが春の訪れを感じさせてくれる

休むどころでは無く一段下った所で水分補給。チラホラ咲くカタクリを愛でつつ緩やかに登ると明王禿に飛び出すが暴風が襲ってくる!モアイ像の無事を確認し退散!急下降の先の沢筋にはカタクリが群生していた。此の辺りは遅くまで残雪があり花も遅いのか?まだタムシバが咲いているではないか

暴風の明王禿
暴風の明王禿

残雪期にはルーファイが必要だが今はルンルン気分で三国山に到着。誰もいない頂上は強風が吹きつけ木々が揺れている。風を避け”おにぎり”を胃袋に入れる。この先、鉄塔を二つ越えるまでルーファイが大事である。小さなアップダウンも多く、また遅くまで雪が残っているので注意しよう!P756から急下降の始まり。古道も残っており迷う事は無いが所々、崩落しているので慎重に!新庄乗越まで200mを一気に下ると、やっと予定の半分だ。まだ時々日が差している。最後まで天気は持つのか?持ってほしいが・・。P661m迄、倒木の混じるユズリハのブッシュに突入!急斜面を一気に進むが以前には無かった赤テープが庄部谷山分岐迄うるさい位ついている。ピークの先は期待通り新緑のブナが迎えてくれる!大きな山毛欅が林立し癒してくれる場所だが横殴りの暴風が吹きつけて来る。庄部谷山分岐に着くころには雨がパラパラ落ちて来る。倒木の陰で風を避け”おにぎり”タイム。さて珈琲タイムと思ったがマグカップを忘れた事に

山毛欅林を進む。晴れていれば・・
山毛欅林を進む。晴れていれば・・
足早に進む
足早に進む

気が付いた。3回連続で忘れてしまった大丈夫か?同行のNYさんが貸してくれ美味しい珈琲を頂けた。感謝!吹き付ける風も”さらに”強さを増してくる。此処で作戦会議。南方から黒い雲が近づき稜線歩きが厳しくなって来るので野坂岳は諦め山ルートで下山する事にし腰を上げる。15mを越える強風が吹く稜線を進んで行く。ブナの新緑を”ゆっくり”愛でたいのだが其れ所では無くなり始める。吹き付ける強風は確実に体温と体力を奪う!広かった稜線も芦谷岳を過ぎると細くなり先のピークを直角に折れる。この先細尾根の急なアップダウンが続くので注意が必要だ!P727ピークは雨谷ルートの分岐。ユズリハやブルーベリーのブッシュが多くなる。朽ちたブナの倒木が見えると山分岐は直ぐだ。休憩も無しに急下降に突入!後ろから雨雲が追って来る。下り始めると風は嘘のように止む。ブナの古木を過ぎると一面ユズリハの新緑が広がっている。足元がザレて来ると所々でイワカガミが癒してくれる。最後の鉄塔から樹林帯に入ると下山口まで一投足だ。山のバス停でtaxi予約し敦賀駅前へ。途中から大粒の雨が降り出して来た。ギリギリセーフ!6度目の縦走だったがブナの新緑を愛でる此のルートは最高!であり豊かさを与えてくれる贅沢な一日だった。その後は駅前でクールダウンに突入。美味しい肴に、お酒が進むのであった。