雪山を歩く・荒天の荒川峠   2019.2.10

荒天の荒川峠~小ピーク  2019年2月10日(土)雪

メンバー: CL.エーちゃん S・Tさん

コース・タイム  JR志賀駅7:55…登山口8:50…大岩谷分岐9:10…910m分岐10:30…荒川峠11:00…

  970m小ピーク11:15…分岐11:40…JR志賀駅…13:40


荒れる比良山系
荒れる比良山系

 今シーズンの比良は降雪が多く、かなりの積雪である。志賀駅のホームから望む比良山系は雪雲に覆われ”どんより”している。中谷出合の手前から林道は白くなって来る。大岩谷分岐からは”しっかり”積もっている。植林帯の谷筋のトラバース道をモクモクと登って行く。この沢に積もった雪渓を直登する事も出来るが数年前、踏み抜いてしまい怖い思いをしたので今日は登山道を忠実に進んで行く。トレースは無いが何とかワカン無しで行ける所まで行く事にする。植林帯を過ぎると自然林に変わり少し明るく感じる。標のある峠は”しっかり”ガスに覆われている。

雪庇の張り出した稜線・奥に堂満岳が霞んでいる
雪庇の張り出した稜線・奥に堂満岳が霞んでいる

此処からは少し広くなった尾根を進んで行く。もう膝辺りまで積雪がある。少し登った所で琵琶湖側に進路変更。荒川峠へのトラバース道に入った所でワカン装着。小さな雪庇直下の様な感じである。右側は切れ落ちているので注意が必要だ。100m程で左に巻いて行くと7~80cmの積雪に覆われた荒川峠に飛び込む。天気が良ければ水晶小屋跡から周回の予定であったがこの天気と積雪では無理な様で行ける所まで行く事にする。峠は雪が吹き溜まり稜線には手前から取り付くのが正解だ。稜線では容赦なく打ち付ける風雪で体が冷えて来るが雪庇の上を注意しながら進む。此処を歩

雪に埋もれた道標
雪に埋もれた道標

るくのは2017年の3月以来だ。見通しは悪いのだが結構楽しんでいる。中々歩きごたえのあるルートだと思う。970mピークの突端まで進んだ所で残念だが此処までとする。最近、比良へ来ると天気が悪いのは何故なんだろう?晴れ男だと思うのだが・・。気を取り直し下山にかかる。下山はトレースがあるので楽なのだが荒川峠から先のトラバースは注意が必要だ。その後は沢筋の登山道を一気に下るのである。今回久し振りにS・Tさんとの山行だったが厳冬期の比良を楽しめた事に満足して帰路に着いたのであるが、駅前の赤提灯に寄ったのは言うまでも無いのだ。