リトル比良・滝山~鵜川境界尾根  2019.3.30

リベンジ山行・滝山~嘉嶺ヶ岳~鵜川境界尾根 2019年3月30日(土)曇のち雨

メンバー CL.エーちゃん M・Mさん K・Tさん

コース・タイム 

JR北小松駅8:00…登山口8:20…牛山分岐9:05…出合9:25…渡渉点9:35…655m出合10:00…滝山10:30…10:40嘉嶺ヶ岳

10:55…(鵜川境界尾根)…450m11:32…320m12:05…12:20鵜川渡渉点12:25…林道分岐12:30…JR北小松駅13:07


境界尾根450m付近から振り返る
境界尾根450m付近から振り返る

 北小松の駅を降りると、リトル比良の山並みは見えているが午後から天気は下り坂の予報。今回は、前回1月19日に鵜川左俣から境界尾根ルート下山予定だったが倒木や崩壊が多く450m辺りから左の尾根に取り付き655m出合に抜けてしまったので、そのルートの再確認と古道踏査を兼ねたリベンジ山行なのだ。ヨッシ!気合を入れ歩き出す。駅前は湖西道路の延伸工事が盛んで橋脚が何本も出来ている。楊梅滝方向へ少し進み細い道を右に入ると古い別荘地。10?何頭も居るかと思われる白い大型犬がワンワン吠える。少し”ビビる”所だ。そのまま舗装路を進んで行くと緑色のフェンスが見える。此処が

出合でルート確認
出合でルート確認

滝山登山口だ。一歩足を踏み入れると”やはり”期待通り倒木や崩壊ありの古道が続いている。こんな古道歩きは楽しいのである。倒木を跨ぎ、潜り進む事一時間。牛山へ続くトラバース道分岐に着く。左に折れ少し広くなった道を緩く登って行くと尾根通しに牛山に続く分岐点の出合に出る。左の沢筋には大きな岩が転がっている。足元は少し”ぬかるんで”いる。少しの間沢筋の細くなったルートを進んで行くが倒木や枯れ枝が邪魔をする。足元に古い散弾銃の薬きょうが落ちていた。渡渉点は細い水量で、この前後は確実なルートファイディングが必要だ!渡渉点を過ぎると沢筋を進むと思っていたが、どう

滝山に到着です
滝山に到着です

も滝山から続く尾根の南東側をトラバースして行くようだ。少しで左側、オトシへ続くだろうと思う踏み跡が在る。程なくで少し開けた655m出合に着く。前回80cm程の積雪で分らなかったが確認しに行く。前方に見える南南東の小ピークを越え谷筋を進み渡渉点に出たのだ。この辺りは小さなピークが多く積雪期には注意が必要な場所である。今はもう雪も無くハッキリした踏み跡が続いているので分り易い。三つ程小ピークを越すとドーンと大きな岩が鎮座している!少し不思議な光景だ。未だ芽吹き前の疎林を進み少し登り返すと東西に細長いピークの滝山に飛び出す。小さな杭が打ってある。

境界尾根分岐点・トラロープで進入禁止に
境界尾根分岐点・トラロープで進入禁止に

風が強いので先のピークまで進む。植林帯の急下降を抜けると広くなった境界尾根分岐に着く。一本立てていると薄日が差して来る。何とか持ちそうだと安心したのも束の間。ポツポツ雨が落ちて来る。仕方なく腰を上げるが未だ合羽を着る程でも無い。下り始めは倒木が多く少し右へ巻く。P600で激しく雨が降り出し合羽を付ける。切り開かれた境界尾根は見通しが良く気持ちの良い下降が続いているが、所々でザレた急下降や崩壊地があり気が抜けない。小さなアップダウンを繰り返し尾根が細くなって来ると尾根末端も近い。足元がシダで覆われ踏み跡が不明瞭な急下降が終わると鵜川の二股が見える。降下点は足元悪く注意が必要だ!渡渉点の岩に赤ペンキで矢印がしてありH30と書いてある。

渡渉の後トラバース気味に進むと前回通った林道に飛び出したのだ。今回のリベンジ山行で前回の失敗点や反省点を確認できたのは正解だった。今年に入って葛川越に匹敵する感動ものの山行だった!