ヤケオ山南尾根直登~中井新道  2020.4.4

ヤケオ山南尾根直登~中井新道~東尾根・ルート探査   2020年4月4日(土)晴れ

メンバー CL.エーちゃん Y・Oさん K・Kさん N・Yさん M・Mさん

コース:タイム JR近江舞子駅8:00…尾根取付点8:40…P454.9:20…620m.10:13…890m.11:20…11:50ヤケオ山12:15

    …P761.12:58…600m.13:25…東尾根…滝川分岐14:10…JR北小松駅14:50


近江舞子駅前から見る釈迦岳・ヤケオ山
近江舞子駅前から見る釈迦岳・ヤケオ山

 久しぶりに晴れた週末の湖西線には”コロナウイルス”の影響だろうか?登山姿の乗客は殆んどいない。近江舞子駅前で今日のルートを確認。前半は初めてのルートである。湖西道路をくぐり中井新道へ続く道を左折。満開の桜が咲く林道を進む。南尾根の末端で取付き点を探す。手前は地図でも判らない細い沢がある。藪をかき分け急登を一歩づつ進む。傾斜が少し緩くなると幾分歩き易くなる。薄く踏み跡もあるように見えるが殆どが獣道の様だ。390m辺りに綺麗な石積みがある。戦国時代の見張り台の様だ。疎林の間から琵琶湖が見下ろせ往年の姿を忍ばせている。P454手前には石切り場の跡もある。ピークの先は

綺麗な石垣が残っている
綺麗な石垣が残っている

鞍部になっていて東西に古道の掘り込みが横切っている。この先はどこに続いているのか?近いうちに確認したいものだ。此処から450mの急登が始まる!気合を入れる。藪をかき分け未知の世界に突入!直ぐに古道の掘り込みが飛び込んでくる。こんな急登の尾根にも古道があるのか?と感動する!上部まで九十九折れの掘り込みが続いている様だ。出来るだけ古道を忠実に進んで行くが多数の倒木を跨ぎ潜らなければならない。おまけに所々、崩落地点もある。650m付近には古い堰堤だったのか?三段程の石積が綺麗に残っている。その先ルートが崩落しているので仕方なく直登する!木の根や枝

中井新道合流点から琵琶湖を望む
中井新道合流点から琵琶湖を望む

を掴みずり落ちそうな斜面にへばりつき登る!750m辺りからは細い尾根の西側に古道が現れる。疎林も低くなり見晴らしが良い!この辺りの木々の芽吹きはもう少し先の様だ。850m付近から古道はトラバース気味に続いている。どうもヤケオ山と釈迦岳の間に続いている様だ?地図上890m辺りのテーブルを目指し一気に登る!眼下に琵琶湖を望む最高の場所だ!一本立てた後、腰を上げる。目の前の急斜面を40m登ると中井新道に合流。後はヤケオ山までは一投足である。頂上に近づくと話声が聞こえて来る。丁度到着すると4人組の登山者が釈迦岳方向に進んで行くところだった。誰もいなくなった頂上で”ゆっくり”ランチタイムと行こう。風も無く”春うらら”な気分‼珈琲を立てユックリ喉を潤す!なんて!贅沢な時間だ‼

仲間たち。ヤケオ山直下で
仲間たち。ヤケオ山直下で

そろそろ腰を上げるとするか。暫くは琵琶湖を眼下に望みながら進む。890mの展望台で少し右手に進路を変える。此処は直進しそうで注意しなければいけない!P761手前で右へ下って行く。もうハッキリした古道で迷う事は無い。此処もやっぱり倒木が多い!緩く東尾根方向へトラバース気味に下って行く。600mの少し開けた所が中井新道のスイッチターン地点。東尾根へは真っ直ぐ進む。細い尾根に合流すると急下降が待っている。ナイフリッジの岩稜帯を過ぎ滝川分岐で左折。樹林帯の古道を一気に下って行く。沢の音が近づくともう下界は近い。桜の花を愛でながら北小松駅まで歩いていく。湖西線の車窓からあの尾根を登ってみたいと思っていた南尾根を探査出来た満足感に浸りつつ足は志賀駅前へ向いているのだ。何時もの様にビールで乾杯‼ホタルイカの辛し和えは最高!だった。この山行に同行してくれた仲間に感謝である‼ やっぱり山はええなぁ~!