白倉岳・荒谷山南尾根探査  2023.5.10

荒谷山.881m南尾根直登~白倉岳 2023年5月10日(水)快晴

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん

コース:タイム 細川休憩舎8:05…前川橋…針畑川尾根取付き8:50…P573.9:30…荒谷山P811.10:20…P838.10:50…

                                  栃生分岐11:45…12:15白倉岳12:45…栃生分岐13:15…栃生橋登山口14:10…14:30細川休憩舎


白倉岳連山(下山後栃生橋付近から撮影)
白倉岳連山(下山後栃生橋付近から撮影)

 週末は雨の格率が高い予報なので急遽前倒しし実施する事に。平日なので車で出発。細川休憩所に駐車。安曇川沿いのR367を南へ進み梅ノ木町の前川橋を渡る。此処は三舞谷の登山口だ。久多方面に進み橋を渡ると林道は細くなる。道路の法面はU字溝で補強されているが垂直の壁が続いている。落石注意だ!グルッと回り込んだ所の落石防止柵の切れ目が取り付き点だ。荒谷山の案内札が付いている。初っ端から急登の藪だ!50m程登ると何と!古道が現れる。先人たちは何の目的で此処を歩いたのか?倒木も多いがP573迄、古道を進むと傾斜が緩くなり余裕も出て来る。新緑の疎林が青空に映え眩しく光っている。670m辺りで前方に大木が見えて来る。近づくと上部で枝分かれした檜の大木だ!

釣瓶岳が見える
釣瓶岳が見える

こんな古木を見るのは初めてで感動ものだ!このルートは見晴らしは良くないが宝物と出会えた事に感謝です!この先P811の荒谷山まで藪ロードは続く。途中に一箇所だけ真っ赤なツツジが咲いていてビックリ!辿り着いた頂上には何もなく標柱が在るだけだった。緩やかに進みP838の府県境迄は細尾根で、しかも藪ヤブで注意が必要だ!P838から930m迄の間は府県境だ。16.7年前県境踏査で歩いているが全く覚えていない。ピークを下り登り返すと栃生橋への分岐だ。鞍部では未だシャクナゲが花を付けている。その先の南岳では芦生杉の大きな古木が迎えてくれた!後で聞くと台木と言うらしい。その大きさに圧倒される!よく今まで残っていたものだ。守り神の様な芦生杉の古木である。

芦生杉の台木
芦生杉の台木
木々の間から武奈ヶ岳を望む
木々の間から武奈ヶ岳を望む

アップダウンを繰り返し白倉岳に到着。樹林の中で見晴らしは無いが此処で一本立てる。何時もの様に”おにぎり”で胃袋を満たし珈琲ブレイク。吹く風は爽やかだが結構汗をかいてしまった。此処は烏帽子岳方面と東尾根の分岐にもなっている。私達は栃生橋に下山するので来た道を戻る。50m程のアップダウンを繰り返し分岐まで戻る。稜線には山毛欅の大木が多く結構楽しませてくれる。分岐を左に折れ下降開始。P674辺りから登山道サイドはユズリハロードになる。最後の50mはザレざれの、しかも落ち葉に覆われた急下降でロープが設置されている。かなり緊張して進む事数分やっと登山口に着地。後は駐車地点迄、昼の直射日光を浴び歩くだけ。見晴らしの無い山行だったが直登ルート探査と大きな檜&芦生杉の古木を見られ満足の多い山行だった。感謝!