釣瓶岳東尾直登∼地蔵峠  2022.3.3

残雪の釣瓶岳東尾根直登∼地蔵峠~畑  2022年3月3日(木)曇り/雪

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん M・Mさん

コース:タイム 畑バス停7:55…栗木田谷出合8:13…420m橋8:55…P575.9:42…610m付近10:20…880m.11:15…ナガオ

 尾根11:57…釣瓶岳12:10…イクワタ峠12:45…12:55.890m13:20…地蔵峠14:10…林道14:55…畑バス停15:30


イクワタ峠付近から釣瓶岳
イクワタ峠付近から釣瓶岳

 今回はMMさんのリクエストで釣瓶岳を目指す。あの倒木地帯のある東尾根直登ルートだ!天気は下り坂の予報?昼までに頂上に着くのか?心配だ。JT近江高島からバスで黒谷下車。乗客は何時も通り私達だけだった。黒谷の集落を抜け林道を奥へ。栗木田谷出合まで来ると足元に雪が出て来る。イン谷の小橋を過ぎると次の橋で一本立てる。右岸の林道を少し進んだ前回と同じ場所からP575を目指し取付く。1m近くの積雪に亀裂が入りブロック雪崩に注意だ!四駆を駆使しP575に着く。さぁ一本立てようと思った途端左足がズボル!気を取り直し一、二歩進んだ所で今度は右足が大きくズボッた。よく見ると立1.5m横0.6m位の大きな穴が開いている。どうも獣が冬眠に使った様な穴の感じで細尾根も注意が必要だ!

倒木地帯の最後付近
倒木地帯の最後付近

気を取り直し先へ進む。倒木地帯を過ぎるまで此の細尾根は注意が必要だ!最後の倒木地帯は進めそうも無い。仕方なく谷筋に一旦降り四駆で登り返すが、かなりの急登だ!600m辺りで”やっと”一息つく。此処まで来たら、もう先へ進むしかない?倒木地帯を戻る気は全く無くなってしまった。さぁ急登の始まりだ!ここでスノーシューのNYさんと交代する。流石にスノーシューは早い。どんどん進んで行く!登りつくまで追いつけなかった。ナガオの広い尾根から釣瓶岳へ。時々疎林の間から武奈ヶ岳が見える。登りついた杉林の中に頂上がある。雲行きも怪しいのでイクワタ峠まで雪庇の張り出した縦走路を一気に進む。イクワタ峠辺りで雪が降り出した。風が吹き付けて来るのを避けもう少し進んだ所で一本立てる。珈琲を点てる間もなく”おにぎり”を胃袋に詰め先へ急ぐ。小さなピークを過ぎると進行方向

蛇谷ケ峰を見ながら雪原をイクワタ峠へ
蛇谷ケ峰を見ながら雪原をイクワタ峠へ
黒谷を眼下に琵琶湖は霞んでいる
黒谷を眼下に琵琶湖は霞んでいる

をチェック!直進してはいけない!笹峠までルーファイが必要だ!後は地蔵峠までアップダウンを繰り返し植林帯を進む。峠から先の登山道は、ほぼ雪で埋もれている。結構踏み抜きが多く難儀する所が多い。黒谷96番鉄塔目指し下って行く。林道が見え少し安心するが此処でも最後、ズボッてしまった!最後迄、気が抜けなかった。林道にも未だ7~80㎝位の積雪があった。のり面からの落雪に注意しながら獣除けの柵へ到着。バス停に着くと”何と”バスが待っていた。ラッキー!積雪期の東尾根は中々手強かった!次回倒木帯を避けるルートを探査しよう!山行後の達成感に浸りながら湖西線の車窓から眺める比良は、また格別だ。同行の仲間達に感謝‼何時もありがとう!