比良の古道を登る 雄松山荘道 2016.5.21

参加メンバー  CL エーちゃん  S・Tさん  K・Aさん

ルート・タイム  

  イン谷8:00…雄松山荘道登山口8:30…馬ケセ9:10…新道分岐10:10…ワンゲル道分岐 10:30… 11:25リフト道

  分岐11:40…リフト山上駅12:05…神璽谷分岐12:30…イン谷12:55 解散


 今日も天気が良い。比良の古道シリーズを始めてからまだ一度も雨が無いのは、すごく恵まれている。この雄松山荘道は新旧2本のコースがある。270m付の近別荘地奥からの新ルートと、今回の湖西道路を越えた所からの旧ルートである。登山口の分岐から左へ進むと直ぐ右手に小さな鳥居。細い参道が奥へと続いている。神社を過ぎると舗装が終わり、沢筋か登山道か分らない道が始まる。細い沢を渡りコンパスで確認しながら西へ進むと行き止まりの様な場所を右方向に10m程登る。今の時期だからまだ分り易いが夏だと鬱蒼としていて分り難い所である。この辺りは何本か踏み跡があるが地図をみながら250mまで来ると尾根の末端に着く。暫くの間ここからは北西方向に緩く登って行く。400mを過ぎ緩く下ると木々が被さり荒れてはいるがハッキリした広い道が続いている。藪をかき分け進んでいくが、どうも変な感じである!?右へ大きく巻くと大きな岩がゴロゴロと行く手を塞いでいて、これ以上進めそうにない。。どうも間違えてワンゲル道との間の沢筋に進んだみたいなので元の位置まで戻る。本来は北方向に急登のはずが、どうも古い作業道跡に入ってしまった様である。

上部は細い尾根
上部は細い尾根

気を取り直し地図上の舌のように南へ飛び出した尾根を目指す。50m程、急登を過ぎると左右が切れ落ちた細い尾根になる。少しのアップダウンを過ぎ、木の根っこや枝を頼りに荒れた斜面を登りきるとハッキリした古道に出る。新ルートとの合流点である。此処まで来れば後はルンルン気分!と思いきやそんな簡単ではなかったのです。ガレていて細い、しかもホールドも少ないナイフリッジの様な急登!上部はオーバーハング(少しおおさわ)しているみたいに見える。踏み跡が在る様な無い様な、そこを乗り越すと前方奥に見慣れた道標が見えてくる。やっと雄松山荘道分岐に着く。このルートは尾根筋を登るので割と簡単だな~と思っていたのですが、そんな簡単には登らしてくれませんでした。

分岐から釈迦岳を目指しワンゲル道を登る。800m付近のロープのある急登を過ぎ緩く進むとリフト道分岐に到着。天気の良いツツジの咲く広い場所で何時ものようにコーヒータイムと行きますか?釈迦岳まで直ぐですが同行者が2時までに帰らないといけないというので今日は此処まで(ピークにはあまりこだわっていないので)。しかし、何と気持ちの良い所だろうか!最高!の気分です。古道シリーズを始めて登りでは、まだ誰にも会った事が無いと言うのも、また気分の良いものです。ここから約600mの急下降!足元に気を付けながら一気に下る。何と45分で神璽谷分岐着。13時前にイン谷に帰ってきました。もう一度このルートを登らなければと思った次第です。雄松山荘道、思ったよりかなり手強いぞ!