滝谷ノ頭・黒谷~周回尾根ルート探査 2021.11.20

滝谷ノ頭・畑周回尾根ルート探査  2021年11月20日(土)晴れ

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん

コース:タイム 黒谷バス停7:55…尾根取付き8:00…370m.8:15…420m.8:40…P448.9:00…9:40峠鞍部9:50…550m.10:18

                                  …10:51滝谷ノ頭11:30…須川峠11:35…横谷峠12:05…林道12:40…畑バス停12:57


滝谷ノ頭取付き辺りの彩
滝谷ノ頭取付き辺りの彩
畑集落の裏山から登る・後ろにリトル比良
畑集落の裏山から登る・後ろにリトル比良

 もう夜が明けるのも大分遅くなった。家を出る頃、東の空が赤くなり始める。湖西線の大津京を過ぎると琵琶の向こう側金勝アルプスから朝日が昇って来る。反対の比叡から比良山が赤く染まる。今日も良い天気らしい。近江高島駅からバスに乗車。富坂口を過ぎると車窓から今日のルートが見えて来る。簡単に見えるが細い谷筋が入り組んでいる様で侮ってはいけない。期待していなかったが全山紅葉している様だ!黒谷バス停で下車。直ぐ傍の運動公園辺りが取付きだ。今日のコースは以前から気になっていた畑周回で標高は低いが地図読みが必要になりそう。滝谷ノ頭と言う、まるで穂高の様な名が付いている。どんな景色が待っているのだろうか?期待が高まる。獣除けのゲートを過ぎると直ぐ取り付く。実はハッキリしたルート

陽光に光る葉が美しい
陽光に光る葉が美しい

は無いのである。適当に取り付き急な細尾根を一気に登る。右側はスパッと切れ落ちているので注意が必要だ!小ピークの先は歩き易そうで安心する。緩くアップダウンを繰り返しほぼ真っ直ぐ進んで行く。数本の木肌に熊の古い爪痕がある。この先、期待していなかったが紅葉ロードが続くのである!420mピークを過ぎると藪地帯に突入。それも数十メートルで通過。440m辺りで進路を北西に取る。少し下り登り返すとP473。この先注意が必要だ!小さな谷筋が幾つもあり間違いやすい。私達も真っ直ぐ進んでしまい違う鞍部を峠だと勘違いしてしまい直ぐ戻る。磁石で確認したが又も間違う。どうもその間に小さな尾根が隠れていたようで峠方向に急斜面をトラバースし目的の峠に到着。何度も確認したのに、その尾根は上部から見え

素晴らしい!黄葉の森
素晴らしい!黄葉の森
滝谷ノ頭から黒谷方向
滝谷ノ頭から黒谷方向

なかったのだ?たどり着いた峠の先は黄葉の森が広がっていた!比良にもこんな綺麗な場所があったのだと感激したのだ。黄葉を愛でながら暫し”のんびり”進むと前方に倒木だらけの急登が立ち塞がる。此処から滝谷ノ頭まで二段階の急登だ!530m辺りで一本立てる。疎林の赤や黄色の葉が光に透け綺麗だ。さぁ!最後の急登だ。倒木を跨ぎ潜り四駆で駆け登る!大きな岩稜の左を巻き進むと傾斜が緩くなる。前方に縦走路が見えレスキューポイント北比良3に飛び出す!右に少しで滝谷ノ頭に着く。暖かい陽光の下、長い珈琲タイムを取る。目の前を神戸かららしい二人の登山者が大きなザックを担ぎ北へ過ぎて行った。まったりした

モミジの落ち葉
モミジの落ち葉

一時を過ごし腰を上げる。時間があるので横谷峠まで行こう。須川峠には沢山の登山者が居た。アップダウンの多い縦走路を横谷峠へ。この広い峠も”ゆっくり”したい場所だ。後は畑まで”のんびり”下ろう。下山を始めると此処にも紅葉ポイントが沢山あった!期待していなかったが今シーズン最高!の紅葉山行になってしまった?林道を過ぎ畑の集落を見下ろすと今日歩いた尾根筋が綺麗に望めた。以前から気になっていた滝谷ノ頭直登・畑周回山行がベストな紅葉と天気に恵まれ最高の一日だった。今年の紅葉は今一つと言われていたが約一か月の間、満喫できたのは運が良かっただけだろうか?もう其処まで雪山の季節が近づいている。新雪の比良を楽しみたいものだ。感謝!

見上げる彩
見上げる彩
紅葉の山肌
紅葉の山肌
紅葉の間から畑集落が見える
紅葉の間から畑集落が見える