比良最南端・上龍華~ホッケ谷 2021.12.29

比良最南端・上龍華~霊仙山~権現山~ホッケ谷   2021年12月29日(土)晴れ/曇り

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん M・Mさん

コース:タイム 上龍華バス停7:40…登山口7:45…林道分岐7:55…470m林道分岐8:40…霊仙山南尾根取付点8:58

   9:35霊仙山9:45…ズコノバン10:15…11:05権現山11:15…11:35ホッケ谷右岸尾根分岐12:00…ホッケ谷分岐

              12:40…ホッケ谷13:00…ホッケ谷登山口13:43…14:05林道末端14:20…JR蓬莱駅14:45


JR小野駅前から厳冬の比良連峰
JR小野駅前から厳冬の比良連峰

 比良最南端山行を何度も計画したが其の度に荒天の為中止になった。しかし、やっとその日がやって来た。比良全山踏破の最後に残っていたルートである。また今年最後の山納の山行なのだ!自身初めて小野駅からのバスに乗る。ルートはどうか?雪の具合はどうか?少し心配だが、何だか”ワクワク”している!終点の上龍華バス停で下車。前の建物にはベンチがある。還来神社方向に少し進むと其処が登山口らしい?右に折れ林道を山の中へ。獣除けの柵を越えるが、これが中々手強い!簡単な閂で良いのではないかと思う?沢筋の林道を奥へ進んで行くと分岐点がある。この先は未舗装の道になる。少し薄暗く足元もぬかるんでいる。こんな場所でもマウンテンバイクが来ているのだろう?少し歩き難く荒れている

思ったより積雪が多いノートレースを進む
思ったより積雪が多いノートレースを進む

周りが雪化粧になって来る。アカマツの幹に雪を被ったサルノコシカケが、その下側に何と!ヒグラシの抜け殻が残っていてビックリ!自然とは不思議なものだ。470mの林道を目指し雪の多くなった植林帯の尾根筋を登って行く。その林道を少し右に進み直ぐ北方向に進路変更。間もなく次の林道にぶつかる。霊仙山南尾根の出合まで緩くトラバースすると暫くで取り付き点だ。一本尾根で簡単に考えていたが上部は新雪が股下位まで積もり少し難儀する。まぁワカンを付ければ良いのだが・・。頂上まで約200mを一気に登る。ピークでは樹林の間から少しだけ琵琶湖が見える。少し日が差して来たようだ。この先、権現登山口からの登山者のトレースが付いている。チョッと楽が出来そうだ?さぁ先へ進もう。しかしかなりの急下降だ!5~60m位だが、もっと長く感じる?傾斜が緩くなり少しの登りでズコノバン

記念写真をパチリ
記念写真をパチリ

に到着。スノーシューの女性とすれ違う。もう下りて来た様だ?思ったより早く天気が回復。陽射しが眩しい位だ。林道と登山道のミックス地帯(雪で分からないが)を過ぎると権現まで150mの急登だ!しかし先行者のトレースがあるので楽をさせて貰った。眼下の琵琶湖を眺めながら直登から少しトラバース気味に進むと権現山に飛び出す。つい先程いた霊仙山が低く見える。頂上には二人の登山者がいた。一人は平かららしく写真をお願いする。もう一人は少し高齢の方で同行のMMさんによるとヤマレコで知っている方かも?結果を聞くのを忘れたが。ホッケの分岐点までマザーレークを眺めながらの稜線歩きは最高!。前方に真っ白なホッケ山を見ながら進む。疎林の枝に着いた雪の花が青空に映えて綺麗である!ホッケ谷分岐

眼下に霊仙山。奥に比叡山
眼下に霊仙山。奥に比叡山
分岐点でランチタイム
分岐点でランチタイム

此処でランチタイムとしょう。風も無く温かいが時おり雪の花が落ちてきて冷たい。何時もの様に”おにぎり”を胃袋に詰める。珈琲を点て、この一時を満喫する。さぁ先へ進もう。ホッケ谷右岸尾根へ足を踏み入れると直ぐ古道の掘り込みがある。ルートはハッキリしているが倒木が多く、しかも積雪が多くワカンを付けていても結構足が沈む。杉林に入るとホッケ谷へ下る分岐点。此処から今日一番の核心部!途中までルートは分かり易いが斜面のトラバースがあり雪崩の危険地帯でルーファイが大事になる。石積の上部に出るが思ったより雪が多く40㎝位積もっている。真ん中の水路状の所を一気に沢まで下る。沢筋は岩がゴロゴロしていて滑り易く踏み抜きにも注意が必要だ!幾つかの堰堤を越え、また急斜面をトラバース。雪の下に隠れている岩で何度か滑り全身雪まみれになりながら、やっと小橋のある出合に降り立つ。もう皆、疲労困憊だ!後は左岸の古い林道を下るだけ。尾根の末端に出ると琵琶湖が綺麗に見えていた。濡れたウエヤーを着替え装備を片付け帰路につく。今年最後の、しかも山納の山行が天気にも恵まれ無事終えられた事に感謝すると共に今年一年、仲間達に支えられ山行できた事に感謝!!感謝!!です。合掌‼

眼下にマザーレーク
眼下にマザーレーク
雪の花が咲いている
雪の花が咲いている