新雪の小女郎谷北尾根から蓬莱山 2018.12.15

比良・新雪の小女郎谷北尾根を登る  2018年12月15日(土)曇り・雪

メンバー  CL.エーちゃん M・Mさん

コース:タイム

JR蓬莱駅8:50…265m取り付き点9:20…小女郎谷分岐10:05…717m10:05…1101m12:30…蓬莱山13:39…打見14:15…

クロトノハゲ…天狗杉15:15…JR志賀駅16:20


蓬莱駅ホームから雪雲に煙る比良
蓬莱駅ホームから雪雲に煙る比良

 湖西線山科からトンネルを抜けると比叡山は裾野まで雪に覆われていた。今日の山行は少しハードになりそうだ。蓬莱駅で顔見知りの駅員さんに”気を付けて行きや”~と声を掛けられる。準備の後、金毘羅道方向に歩き出す。湖西道路を潜ると周りはもう白くなっている。265mで林道を左折した直ぐの作業小屋横が取り付き点だ。谷筋の朽ちた林道跡をユックリ歩き出す。足元は杉の小枝が無数に落ちていて”かなり”歩きにくい。沢筋を詰め尾根に飛び出すと、そこに分岐点の石柱がある(高さ15㎝位)今日は1100mまで、この尾根を直登して行く。直ぐに急登が始まる。すでに足元は10~15㎝程の積雪がある。

トップを行くM・Mさん
トップを行くM・Mさん

この200m程の急登が今日一番の核心部である。木の根や枝を掴み足元を確かめながら確実に登る。同行のM・Mさんにも的確なアドバイスをする。一気に717mまで登り一本立てる。尾根は緩やかになり少し余裕も出て来るが、登るにつれ積雪が増えて来る。所々鹿の足跡が道案内をしている。倒木を避けルートが細くなると岩場に出会うと最後の急登だ。岩場をS字状に巻き難なく通過する。峠方向から話し声が聞こえる。もう稜線は近いが雪と藪に足を取られ歩き難く少し手こずる。右手方向の蓬莱山がガスの切れ間から一瞬見えた!と思った所で稜線に飛び出した。途端に正

サンゴの様な霧氷
サンゴの様な霧氷
最高の雪景色
最高の雪景色

面から寒風の御挨拶!と50~60㎝位の積雪。直ぐに防寒対策とワカン装着。縦走路には踏み跡が在ると思っていたが期待は見事に裏切られラッセルを強いられる。期待していなかったが突然ガスが切れ青空と太陽が顔をす。わぁー!思わず声を出してしまう。新雪と霧氷と青空の織り成すコントラストは最高!で、何度も足を止めてしまう。蓬莱山に着くとスキー場は未だ営業していなくて造雪機が大きな音を立てフル回転していた。ゴンドラ乗り場の横からクロトノハゲに向かう。琵琶湖が望める此のトラバース道も下山には注意が必要だ。天狗杉手前の荒れようは思ったより酷いものである。天狗杉は良く持ちこたえたものだと安堵したのは私だけでは無かった筈である。新雪の尾根歩きは最高!!だった。