皆子山周回ルート探査 2023.3.25

皆子山周回・花折峠~ミタニ峠~皆子山  2023年3月25日(土)曇り・黄砂

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん N・Mさん M・Mさん K・Tさん

コース:タイム 平P8:15…花折峠8:35…西下立山(途中峰?)9:20…ミタニ峠10:40…11:13百井川橋11:25…P819.12:00

       …12:30.840mピーク13:10…P889.13:23…P826.13:55…14:20皆子山14:25…15:37平P・解散


皆子山源頭部
皆子山源頭部

 昨日から結構な雨が降っている。今朝も家を出る時も未だ雨模様でテンションが下がる。予報では9時頃から止むらしい?平Pで準備をしていると何と雨が止んだ!これは期待できそうだ?自然歩道を花折峠へ向かう。遠くの空が明るくなって来る。峠から縦走路へ取り付くのだが貯水タンク横の獣道が安全そうに見える。濡れた急斜面だが尾根上に着くと歩き易そうな感じだ。自然林と植林が入り混じっている。P624は丁度花折れトンネルの上だ。その先一段、更に一段急登の先にP762がある。疎林の間から目指す皆子山が見えている。西下立山までは緩やかなアップダウンが続く。

黄砂でスッキリしない
黄砂でスッキリしない

辿り着いた所に西折立山の標が付いている。確か西下立山の筈じゃ?もう少し進むと西下立山に着くが此処の標は途中峰と書いてある。どちらが正解か?まぁ何方でも良いか?此処から少しだけ府県境を進む。この下方には前回渡渉した百井川が流れている。釣り尾根の先のピークを左方向直角に折れる。ここは地図を確認しょう。古道状に掘り込まれた登山道には倒木が多い。傍らにはタムシバや山桜が咲き誇り柔らかな霞がかかり”まるで”桃源郷の様だ!時折り薄日が差し春山満喫である。正面にブナの木があるミタニ峠からは急下降だ。小沢を渉り、もう林道に出るかと思う所に苔むした細沢が見える。難なく渉るが、その先は急斜面の細いトラバース!この辺りはルーファイ”力”が試される。ロープが設置してあるが緊張する場面だ!程なく林道に出る。百井川の橋を渡り一本立てる。林道の奥には山桜が咲き誇っていた。この先、旧修道院跡横から北方向に尾根の直登だ。先ずP819を目指し一気に進む。取り付き辺りは馬酔木が邪魔をするが高度を上げると自然林に変わり始める。芽吹く前の疎林は気持ちが良いが喘ぎながら進む。広いP819を過ぎ、先のピークでランチタイムとしょう。此処も

皆子谷支沢の源頭部
皆子谷支沢の源頭部

広くて景色が良い!しかし、ひどい黄砂で綺麗に見えないのは残念だ。まぁ雨よりもマシではあるが?何時も通り珈琲を燻らせ贅沢な時間を過ごす。さぁ腰を上げよう。この先P889を越えると皆子谷の源頭部が広がっている筈だ!どんな風景を見せてくれるのかテンションが上がって来る。期待通り稜線が東に折れる辺りから緩やかな源頭部が現れて来る!南に見えるのは皆子谷源頭部。進む毎に源頭は大きくなる。北方向には少し急斜面のツボクリ谷源頭部が違った顔を見せている。圧巻は本谷の源頭だ!大きくカールした源頭部は広く”たおやか”だ!源頭を少し歩いてみたくなり足を踏み入れる。何だかホッコリしてしまう気分だ!

皆子谷源頭部
皆子谷源頭部
残雪の奥に武奈ヶ岳
残雪の奥に武奈ヶ岳

昼寝でもしたい気分だが…。皆子山は目の前。斜面を直登した先に頂上がある。遠くに霞んだ武奈ヶ岳が見え手前の尾根には何と!雪が残っているではないか!驚きである。後で気付いたのだが山行中、不思議と花に出会う事が無かった?この季節ならイワウチワや色々な花が咲いている筈だと思うが?下草にシダ類が多いからだろうか?何故だろう?頂上の倒木に腰を下ろし暫しの休憩。こんなに黄砂のキツイ日も珍しい?天気の良い日に、この景色を満喫したいものだ。下山は平へ。最後は急下降が待っている。お寺が見えると下山口だ。うまい具合に雨が降らず誰にも合わない静かな山行だった。京都の山も中々良いもんだ!紅葉時期や積雪期にも登ってみたいと思う!満足の山行だった。