堂満岳・大橋~奥ノ深谷 2021.9.5

源流を楽しむ イン谷~奥ノ深谷周回 2021年9月5日(日)くもり/はれ

メンバー CL.エーちゃん M・Mさん

コース:タイム JR比良駅(バス)8:25ーイン谷8:40…ノタノホリ9:15…P850.10:40…11:25堂満岳11:35…南比良

   峠11:55…12:30大橋13:00…金糞峠分岐13:35…八雲ヶ原14:20…北比良峠14:35…16:15イン谷16:40ーJR比良駅


JR比良駅前から比良を望む
JR比良駅前から比良を望む

 16年2月13日の堂満岳山行で”ドップリ”比良にハマってから何と!113回目の山行だ。それまでにも何度か比良に登っていたが、その奥深さに日々感動している!JR比良駅からバスでイン谷へ。下山には何度かお世話になっているが初めてだ。思ったより天気の回復は早い様だ。今朝方まで強い雨が降っていたが登山道はどうだろう?バスには大勢の登山者がいたが此れから進む東陵尾根は私達だけで静かな山行が出来そうだ。古い別荘地の奥から登山道は始まる。いきなりの急登だが思いの外涼しく感じる。傾斜が緩くなるとノタノホリに着く。水面は高く少し溢れている。直ぐ先で深谷分岐を右に折れトラバース

沢筋の上部を進む
沢筋の上部を進む

気味に進むが高度はあまり稼げない。暫くで沢筋に出る。此処は下山時には注意しないと沢に進んでしまう。特に積雪期は間違いやすい。暫くはこの沢筋を直登する。足元はガレて歩きにくく倒木が行く手を阻んでいるが回り込むとハッキリした登山道が現れる。北方向に進むと目の前に大きな三本の木が飛び込んでくる。何度か来ているが初めて気が付いた?ちょっと異質な世界の様だ!何度かジグザグに進むと東陵尾根720mに飛び出す。尾根が広くなり気持ちが良いが倒木も多く、あまり歩かれていない様だ?大岩が木に寄りかかっているのが見えると冬季ルートの分岐は近い。

琵琶湖が現れる
琵琶湖が現れる

分岐で一本立てる。辺り一面ガスに覆われ幻想的である。白いキノコや株立ちのブナがアートな世界を醸し出している。暫くこの霧景に浸るが先を急ごう。前方の大岩を越えると100m程の急登だ。シャクナゲが見えると右へ大きく巻いて行く。前方が明るくなると其処が堂満岳頂上だ。前回はスズメバチが多かったが今年は何処も少なそうだ?ガスが切れ琵琶湖が眼下に見えて来る。まだ工程の三分の一。直ぐに腰を上げる。少し下った鞍部から南尾根を南比良峠まで一気に下る。積雪期には此の尾根を直登しているが夏は初めてだ。東側に注意しながら下降するとピンポイントで峠に降り立つ。周りはシダ類の下草に覆われ最近余り歩かれていない様だ。深谷への分岐点も此処だ。西へ進むと直ぐに大橋分岐。此処には石切り場の跡が残っている。シダに覆われた深谷支流の源流部を下って行く。前方にはシャクシコバノ頭が顔を出して

毘沙門岩
毘沙門岩

いる。沢の右岸に取り付くと斜面に細く踏み跡が続いている。大橋小屋手前まで注意が必要だ。朽ちた小屋を過ぎると直ぐに荒川峠分岐。先週は此処を下って来たのだ。幾本にも分かれた沢筋を右に左に進むと大橋に着く。おにぎりタイムとしよう。この場所にはスリバチの水場があり美味しい水が滾々と湧いている。今日初めて二人の登山者とすれ違う。何時もの様に珈琲を点てると、ゆっくりと時が過ぎて行くような気がする。この先、深谷源流部を八雲ヶ原まで進む。その間、MMさんは初めてのルートで楽しみらしい!沢筋の斜面に続く細い踏み跡をたどる。足元が悪く注意が必要だ。赤いキノコが生えている。前方に大岩が飛び込んでくる。20畳くらいあるだろうか?圧巻だ!MMさんは”ひやー”と驚いている!沢筋には大岩がゴロゴロしている。何度か渡渉を繰り返すが、その度流れは緩くなり歩

き易くなって来る。何度か橋を渡り芦生杉の林を抜ける。左手に八雲ヶ原湿原が見えて来ると一投足で八雲ヶ原に飛び出す。テントが何張りか立っている。此処まで来るとヤッパリ登山者が多くなって来る。バスの時間があるので余りゆっくりできない。北比良峠で写真を撮り一気にダケ道を下って行く。最終バスに乗車。JR比良駅近くの湖岸で持参のビールでクールダウン!下山後に、こんな一時も中々良いもんだ!駅のホームから見上げる空は秋の訪れを告げていた。MMさん有難う 感謝!