江賀谷~峰床山~鎌倉山・周回ルート 2023.4.8

京都北山・峰床山~鎌倉山周回  2023年4月8日(土)曇り/雨/雪/強風

メンバー CL.エーちゃん N・Mさん K・Tさん

コース:タイム 葛川坊村P7:50…葛川小学校…江賀谷登山口9:00…中村乗越10:30…八丁平…11:30峰床山12:05…

                   オグロ峠 12:30…千年杉13:20…13:30鎌倉山13:40…14:55葛川坊村P


苔生した江賀谷の清流
苔生した江賀谷の清流

 思ったより早く駐車地点に着いた。上空は”どんより”雲が覆い今にも雨が降り出しそうな感じだ。R367を南へ。葛川中学校前で安曇川に架かる橋を渡る。江賀谷へ足を踏み入れると雨上がりと言う事もあって苔むした感じが”しっとり”としていて良い感じである。左岸に続く林道を奥へと進む。林道終点の標の少し手前が渡渉地点。杉の倒木が邪魔をする。昨夜からの降雨の割には水量は少ないようで?そのまま適当に渡渉するが倒木を潜るのが大変だった。その直ぐ先に炭焼き窯跡があった。こんな谷の奥に先人達はよくも作った物だと感心する。江賀谷左俣は急な斜面のトラバースや渡渉が数か所ある。滑り易い斜面やルートが消えている所もあるがアドベンチャーな感じが中々良い!最後の渡渉が終わると一安心。明るい斜面を右

中村乗越に到着
中村乗越に到着

に進むと小さな流れの沢を跨ぐ。見上げると植林帯の急登だ。雲行きが怪しくなって来る。薄暗い急斜面の途中で雨粒が落ちて来る。上部に明るい疎林が広がって来ると中村乗越は直ぐだ。風雨が”きつい”ので東側の樹林帯で一服。峰床山方向で府警のヘリがホバリングしている。何か事故でもあったのか心配だ。雲が立ち込め見る事は出来ないが。八丁平に降り立つと疎らな疎林が広がり小沢が流れていて晴れていれば昼寝でもしたいような場所だ。グルッと巻いて行くが途中に白い花を咲かせている豆桜が春の訪れを知らせているが気温は5℃位だろうか?風雨も相まって肌寒い。此処には”つい”先週まで残雪があったらしい。濡れて滑り易くなった木道を奥へと進み分岐を左へ。尾根に上がると雲の切れ間から陽が差してくる。フワッとした感じの中、峰床山に到着。北山のガスが上がり始める。天気は回復するのか?直下でランチタイム。奇跡的に?日が差して暖かくなって来る。期待していなかったが”ゆっくり”する事が出来た。此処からは鎌倉山を目指す。直下は急下降で慎重に進む。鞍部からは芽吹き始めた疎林が続いているが天気が急変!強風が体温を奪い雨に白い

早春の八丁平
早春の八丁平
鎌倉山から疎林の奥に武奈ヶ岳が見える
鎌倉山から疎林の奥に武奈ヶ岳が見える

雪が混じって来る。この先、目まぐるしく天候も変わる。この先アップダウンが続く。時おり日が差すと雨に濡れた山肌から蒸気が上がり一瞬、幻想的なシーンを見せてくれるのは感動ものである。オグロ峠は八丁平への十字路。少し登った所は中村乗越へと続く尾根の分岐。少し広くなった縦走路は明るく気持ちが良いが絶えず北からの強風が体温を奪う。P901を越えると鞍部付近に千年杉が行く手を遮るように”どっしり”構えている。足元にはイワウチワがピンクの綺麗な花を咲かせている。そこから一投足で広い頂上の鎌倉山に着く。疎林の奥に武奈ヶ岳の稜線が見えている。またもや青空が広がって来るが雪もありで変化が激しい一日であった。下山は東尾根を葛川へ広い尾根を下って行く。ぶな平の先は少し登山道は細くなる。林道を越えると”さらに”細くなり「城の鼻」へ突き当たる。右へ急な階段を下ると登山口に着く。天気の変化が激しい一日であったが満足感のある山行だった!次は八丁平で昼寝でもしたいと思う。