キタダカ谷左岸尾根・春の芽吹きを楽しむ 2023.4.16

キタダカ谷左岸尾根直登~クロトノハゲ  2023年4月16日(日)晴れ/曇り

メンバー CL.エーちゃん S・Tさん N・Yさん M・Mさん

コース:タイム JR志賀駅7:50…盤所橋大岩.尾根取付き8:10…340m分岐8:30…730m.9:30…崩落地点9:39…890m

                                 キタダカ道合流10:10…10:30クロトノハゲ11:10…盤所橋12:20…ワラビ取り…13:20JR志賀駅


久し振りにスッキリした比良山系
久し振りにスッキリした比良山系

 昨日は三舞谷右岸尾根直登の予定だったが生憎、寒冷前線の通過で大荒れの為に中止。急遽キタダカ谷左岸尾根に変更し芽吹きを楽しむ事になった。朝まで雨が降っていたが急速に天気回復!電車に乗る頃には一面に青空が広がっていた。三カ月振りの比良にテンションが上がる。志賀駅から見上げる雨上がりの比良連山は久し振りに黄砂が取れスッキリした姿を見せている。木戸の集落を抜け湖西道路を潜り送電線を2ヶ所過ぎると盤所橋を渡る。直ぐ先に大岩がある。カバにも猪にも見える。此処から尾根に取り付くが降雨後の獣道の急斜面は足元が崩れやすく慎重に進んで行く。100m程の急登を過ぎると緩やかになり最初の分岐がある。春の日差しを浴び木々も芽吹き始めている。P455を過ぎると二つ目の分岐。この先尾根は細くなり何ヶ所か朽ちた倒木に遮られている。積雪期には大変な場所だ。その先に目印の大檜が見える。

崩落地を覗く
崩落地を覗く

今回は其のまま尾根を直登する。上部はシキミが覆い行く手を阻む。高度差100m位だが結構急で長く感じる。植生が自然林に変わり始めると前方にピンクの花が見えて来る。わぁ!シャクナゲだ!とMMさん。テンションMaxである。この先、崩落地点を過ぎるまでが一番の藪漕ぎエリア。崩落地点は北側がスパッと切れ落ちキレットの感じ?此処は左に巻くがシキミとの戦いだ!左側斜面の直ぐ下には天狗杉がある筈だ。やぶ漕ぎを抜けると明るい尾根に飛び出す。ブナの芽吹きは、もう少しだが芽吹き出している木々も多く”ホワッ”とした感じが”たまらない”。足元にはイワカガミやイワウチワがピンクの花を咲かせている。スミレや比良では初めて見るカタクリが薄紫の花を広げている。春の花を楽しみながらユックリ進む。白い花はバイカオーレンと教えてもらう。三角岩を過ぎると最後の急斜面。キタダカ

最後の急登!キタダカ道は直ぐだ
最後の急登!キタダカ道は直ぐだ
比良北部の山並み。堂満や釈迦が見える
比良北部の山並み。堂満や釈迦が見える

道合流地点の手前、北斜面にも沢山のシャクナゲが咲いていて登山道まで続いている。見下ろすと結構な急さ面だが夏になると藪に覆われ歩けなくなるだろう。晩秋から今の時期までがベストである。クロトノハゲへは古い踏み跡を辿りハゲの上部に出た。見渡せば琵琶湖から比良北部の山々が綺麗に望める。今日の目的地は此処まで。まだ早い時間だがランチタイムとする。冷たい風が吹き出したので場所を移動。登山道横の掘り込まれた所で腰を下ろす。この場所にも春の花が一面に咲いている。それを見ながら飲む珈琲は最高の味だ。少し雲行きが悪くなって来たので下山する事に。キタダカ道を下ると沢山のハイカーが登って来る。大岩まで降りて来ると最後のお楽しみ。ワラビ取りに突入。春の恵みを味わおう!あまり期待していなかったが天気に恵まれ春を満喫した贅沢な山行だった!下山後は久し振りに駅前の清林でクールダウンと行きますか。やっぱり山はええなぁ!

新芽が綺麗だ
新芽が綺麗だ