音羽山水車谷ルート③

水車谷ルート探査 2024年1月8日(祝)晴れ/雪

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん N・Mさん

コース:タイム JR大津駅7:40…音羽台取付き7:50…貯水槽跡…縦走路8:10…水車谷不動尊8:40…火の用心分岐

  9:10…9:40石積跡9:55…休憩所分岐10:05…音羽山10:30…10:40自然歩道大津分岐11:15…木ノ下谷分岐12:00…

  水車谷不動尊12:15…(別ルート下調べ)…縦走路350m分岐13:00大津IC裏13:20…JR膳所駅13:55


貯水槽跡
貯水槽跡

 恒例の元旦山行が体調不良の為中止となり新年初めての山行となった。グッと冷え込んだ朝音羽山は薄っすら雪化粧していた。何時も通りJR大津駅南口から歩き出す。R1を潜り登山口へ。住宅地の突き当りから取付く。登山道が在る分けではなく適当に直登する。石垣が見えると古い貯水タンク跡に着く。同行のNMさんは初雪と昭和時代の遺構跡にテンションMaxである。取り付きから暫くは思ったより急だが傾斜が緩やかになると縦走路に出る。南方向にひと登りで分岐点。南東方向に延びる尾根を水車谷へ進む。最後は急斜面なので気を付けよう。関寺林道(今回初めて知った)を進むと大きな堰堤がある。辺りは雪が付きモノトーンの世界だ。登山道は荒れていて細く崩れている所もあるので注意が必要だ。火の用心分岐から先は何度か渡渉を繰り返し源頭部を目指す。

縦走路手前
縦走路手前

前回間違えた水車谷を右股に進む。急な谷筋を進むと古い石積に出合う。下部は細長くその上部にも石積がある。何かの遺構だろうか?下からは見えないが少しだけ進むと石積の上に小さな穴が開いている。何だろうか?中を覗くと手掘りの様で上部の石積の上にも手掘りの穴があるではないか。何かの貯蔵庫か?それとも防空壕跡?思案するが答えは分からない。帰宅して調べると昔、この辺りで稀少鉱物が取れたらしいが思ったより少なく廃坑になったという。知らなかったが古い痕跡に出合えたのは新しい発見だった。傾斜が緩やかになると植林の上部が明るくなって木ノ下谷との合流点に出る。樹林に陽が差し早春の感じである。東海自然歩道を音羽山へ進み大津分岐点で一本立てる。何時もの様に珈琲タイム。此処は休憩には”もってこい”の場所だ。下山は分岐点から水車谷へブッシュに突入。源頭部を進み蒐場辺りが源流部だ。

比良は雪雲の中
比良は雪雲の中

大きく谷が崩落している所から沢床に突入。足元は岩などがむき出しになっていて慎重に進む。最後は一枚岩の滑滝状の沢横を下降すると右股左股の合流点。此処から水車谷を下って行く。関寺林道が近づくと登山道が細く荒れて来るので注意しょう。不動尊迄降りて来たが時間があるので次回の為に近隣ルート偵察。さあ最後の急登が待っている。東側の堰堤から谷筋に入る。高さ50m程登り右方向に巻きながらCO350西尾根を直登。ジャストで縦走路に出る。その後は何時もの下山ルートで大津IC裏へ続く尾根を進む。何時もは綺麗に見える琵琶湖も灰色の雪雲に隠され”どんより”している。今年の初山行は色々発見があり実り多いものになった。次回は木ノ下谷を探索してみようか?