白山山系・赤兎山

赤兎山 紅葉を楽しむ 2012年11月2日~4日 曇り/ 晴れ 

参加者 エーちゃん T・Mさん、K・Aさん、Y・Hさん

2 日(金) 大津19:00→ 上小池22:30仮眠          

3 日(土)上小池6:40 …六本檜8:40杉峠10:15…赤兎避難小屋14:10

4 日(日)赤兎避難小屋5:45…赤兎山山頂6:05…避難小屋 6:45                                          ~7:00 → 杉峠9:55…上小池11:45→ 大津18:30


万華鏡のような落ち葉
万華鏡のような落ち葉

 前夜の金曜日に大津を出発し上小池の駐車場でテントを張る。

アルコールで体を温めてからシュラフにもぐり込む。

夜中に小雨が降ったのか地面が濡れていた(ように記憶している)。6時40分上小池駐車場を出発。うっすらと雪の積もった登山道に、紅や黄色の葉っぱが落ち抒情的で落ち着いた山道を登る。登山者(私たち)もカッパとザックカバーの色が赤や黄色で紅葉と保護色になっていた。少し登って開けたところを左におれ、六本檜を目指して急登を一歩づつ確実に進む。六本檜からは、アップダウンを繰り返しながら杉峠を目指す。途中、大きい熊の足跡を発見。今年は木の実が不作なのか、熊が里まで降りてきているニュースを耳にする。必携の熊鈴を鳴らしながら、足元の雪と名残の紅葉を楽しみながらウキウキ気分で歩く。

杉峠からの尾根筋は笹のトンネルと化し、このあたりからは雪質が変わり粉雪となる。所々に残る緑と紅葉、そして雪と一度に3シーズンを体験できた。避難小屋手前、新雪の急下降。鞍部からナイフリッジ状の急登には、少しヒヤッとしました。赤兎避難小屋に14時10分に到着。今夜は小屋を貸切かと思ったが、二人連れのパーティー一組と単独登山者と我々のパーティーの3パーティーとなった。奇遇はあるものだ。二人連れのパーティーは、10月に神鳩ノ宮避難小屋でリーダーとA・Kさんに会っていたそうだ。お互いに何処かでお会いしましたねと顔を見合わせていた。今夜は、“おでんに熱燗”。冬のごちそうを山で頂くとはなんと贅沢なことか。恒例のワインおまけにカツオのたたきまでゴチになりました。今日は終日曇っていたので、赤兎山へは明日行くこととし、シュラフにもぐる。

御嶽山辺りから朝日が昇る
御嶽山辺りから朝日が昇る

4日、今日は快晴。5時45分に避難小屋を出発し、6時5分には赤兎山山頂に到着する。澄み切った空気に樹氷がとてもきれいだった。ご来光に手を合わせお祈りをした。日の出を見ると手を合わせてしまうのはなぜなのかなあ。いつみても太陽がちょっと顔を出す瞬間は心が洗われる。何度も振り返りながら景色を堪能し、避難小屋にデポしておいたザックを背負って雪と紅葉の赤兎山を後にする。杉峠までは、来たコースを歩く。杉峠からは、最初に計画していた上小池駐車場までのエスケープルートを歩く。昨日こちらから来たという登山者から、道はしっかりしていると情報を得ていた。一か所渡渉するところがあり、渡渉してからすぐは急登となり、帰りの下山に歩くにはいいが、登りは厳しい登山道に思われる。時間はだいぶ短縮できたが・・・駐車場に着くと、車と人でごった返していた。最後の紅葉を見に大勢の登山者やハイカーで、車は延々と麓までかと思うぐらいに連なっていた。我々は、紅葉に見送られながら大野市街へと車を走らせた。市街を走っていると、クラッシックカーのレースでも開催されているのか対向車線に続々とクラッシックカーが通り過ぎてゆく。かっこよかったな~!!最後に温泉につかって心満たされて大津に着きました。秋を満喫した山行でした。

                 

朝日に映える白山
朝日に映える白山