初冬の折立山・権現山直登尾根 2022.12.3

折立山・権現山南西尾根直登 2022年12月3日(土)晴れ

メンバー CL.エーちゃん M・Mさん

コース:タイム 花折峠口8:30…取付点8:40…9:40折立山9:55…アラキ峠10:05…10:50権現山11:30…アラキ峠11:53

                                  …平登山口12:25…12:40平バス停


取付きは沢筋を奥へ
取付きは沢筋を奥へ

 一昨日、比良連山に今シーズン初の冠雪があった。寒波が襲来し鈴鹿の山も白くなった様だ。前回と同じく花折峠口から歩き出す。今朝はグッと冷えたみたいで平ではー2℃だったらしい。自然歩道を少し進むと朽ちたジムニーのある谷筋に出合う。この辺りから尾根に取り付きたいが岩交じりの急斜面で諦める。倒木の多いガレた谷を奥へ進む。獣道から急斜面に取り付く。尾根芯に出ると上部の広葉樹は葉を落とし明るく迎えてくれる。取付きの急登が嘘の様だ?明るい疎林の所々に未だ少しだけ紅葉が残り葉が朝日に輝いている。落ち葉を踏みしめながら”ゆっくり”登って行く。陽が差すと暖かくなって来る。680m付近で林道に出合うと急登が始まる。

青空に飛行機雲
青空に飛行機雲

三本の林道を横切る。目の前にパンケーキの様なキノコが!美味しそう!急登の先に折立山があった。此処で一回目の休憩を取る。見上げると青空に飛行機雲がひとすじ。幸せな気分になる。腰を上げる頃、高齢の登山者が上がって来ると写真を撮り直ぐに降りて行った。直ぐにアラキ峠だが急下降で注意が必要だ。峠には霜柱が立っていた。登山道を離れ右の谷へ降りて行く。荒れた谷の底から南西尾根に取り付く。植林帯の刈り取られた枝や倒木で歩き難い。上部が明るくなると杉林を抜ける。が、まだまだ急登は続く。大岩の横を過ぎると傾斜も緩くなって来る。日陰の落ち葉には霜が降り綺麗な姿を見せてくれる。大きな霜柱も”あちこち”に。苔を纏った木の幹に先日の雪が残っていた。足元の苔に着いた霜が解け宝石の様に輝いている。何という贅沢な時間だ!。小さな自然の姿に感動させてくれる山に感謝です。さぁ先に

綺麗な冬枯れの疎林
綺麗な冬枯れの疎林

進もう。振り返ると京都の山々が眼下に広がっている。琵琶湖方向はガスが舞っている様だ?ブルーベリーのブッシュを抜けると話し声が聞こえて来る。足元は黒い溶岩の様で富士山を歩いているみたいだ?小さなコキアの様な感じの場所を過ぎると権現山に着く。残念ながら琵琶湖は雲に覆われ見る事が出来なかった。何時もの場所で腰を下ろしランチタイムとする。登山者が結構登って来る。トレラン姿の人も。コーヒーを飲みながら時間をつぶすがヤッパリ琵琶湖は見えそうも無く諦めて下山する事に。下山は一般道なので安心だがアラキ峠までは急下降が続く。此処も4年前の台風で”かなり”荒れている様だ。大きな貯水タンクのある自然歩道が見えると登山口だ。平まで”のんびり”下りて行く。

以前から気になっていたバス停近くの杣の道で珈琲が飲めるそうで、お邪魔する。古道具屋と思っていたが挽き立ての美味しい珈琲でホッコリする。初冬の一日を満喫した贅沢な山行だった!感謝‼

宝石の様だ
宝石の様だ