白山山系・笈ヶ岳(おいずるがたけ)1841㍍

冬瓜平より笈ヶ岳を望む
冬瓜平より笈ヶ岳を望む

笈ヶ岳 残雪トレーニング   2013年4月27日~29日

参加メンバー エーちゃん.S・TさんK・AさんY・Hさん

コースタイム

4月27日(土) 大津6:00=一里野温泉スキー場10:20…山毛橅尾山 13:50…                             1312m付近でテント設営15:50

   28日(日) テント場6:45…笈ヶ岳10:50…テント場14:00

   29日(月) テント場5:45…山毛橅尾山7:35…一里野温泉スキー場                                    10:45=大津16:30

27日(土)曇り、あられ

ゴールデンウィークの山行予定がなく、ちょっと腐っていたところをエーちゃんから“笈ヶ岳“に行きませんかと定期総会の時に声をかけて頂いた。

”行きます!“ここから楽しくて、素晴らしい山行が始まった。早朝大津を出発し、一路一里野温泉スキー場を目指す。10時過ぎスキー場到着。

準備をしていざ出発。北陸電力の長い長い送水管横の急階段を一歩一歩登って行く。帰りはこの急階段を降りるのかと想像すると怖い怖い。

階段を登りきったら、山歩き。足元には、カタクリの花が咲き乱れている。こんなにたくさんのカタクリの花を見たのは初めて。空は、雲に覆われ、あられが降ってきた。ガスっていて、あたりの景色は何も見えなくなった。山毛橅尾山と言うだけあり、雪に佇む橅林は素晴らしい。山毛橅尾山までは、ひたすら登る。トレースがあったので、ほぼ予定時間通りに1312m付近にテントを張る。我々を含めて3パーティー、テント4張が今夜のテント場のお客さん。明日の笈ヶ岳登頂を夢見て就寝。

笈ヶ岳は、まだ遠い
笈ヶ岳は、まだ遠い

28日(日)晴天

 冬瓜平を目指してテント場を出発。テント場のパーティーが先に出発したので(計算していたが・・・)トレースがあり、雪道ではあるが、ラッセルすることもなく冬瓜平分岐まで来る。先行パーティーは、冬瓜山、シリタカ山経由のようだが、冬瓜平から巻いて体力を温存しながら歩く。途中、地元の登山者に会い、『今日は最高の天気!笈ヶ岳に登頂できるのは3回に1回くらい。ここで記念写真を撮るといい。ハイ足あげてパシャ!』と全員の写真を撮って頂いた。

アルプスほどではないが、結構登山者がいる。ジライ谷から日帰りの登山者が多いようだ。あたり一面の雪景色に、樹氷やエビのしっぽを満喫。

風もなく晴れ渡り白山も見ることができた。昨日の天気とは正反対。今日が晴れで本当に良かった!ラッキーだった!!!やりました!手ごわい山「笈ヶ岳」1841m

 

白山遠望
白山遠望

 ブッシュが多く、残雪期にしか登ることができない山を1回で制覇できました。ばんざ~い!!!頂上は狭く、たくさんの登山者で賑わっていたので、記念撮影後すぐに下山。山頂からちょっと降りたところで、燃料補給。急な降りなのでアイゼンを装着した。シリセードで降りている人もいたが安全策をとって慎重に降る。昨日に降った雪なのか、山肌はまだまだ雪山の様子。明日になれば、今日の晴天で溶けた雪が地肌をみせて悲しい姿になるかも・・・。何度も何度も振り向きながら名残惜しみつつ笈ヶ岳を背にテント場に向かう。あ~本当に雪山を満喫したアプローチだった。14時にはテント場についたので、まずは登頂記念に乾杯。よかった、よかったを連発しながらのビールは最高においしかった(らしい)。夜は、月と星の饗宴を肴にゴールデンウィーク後半の山談義に花が咲く。

新雪のトレースは気持ちが良い
新雪のトレースは気持ちが良い

 29日(月)晴れ

 今日は、帰るだけ。気分的に楽だ。しかし、来る時もそうだったが、雪山の次はやぶ漕ぎが待っている。足元もぬかるんでいるだろうと思っていたが、それほどでもなかった(ラッキー)。ここでも安全策のために、アイゼンを装着して降りる。北陸電力の貯水池でアイゼンをはずし、恐怖の階段を降りる。11時前に一里野温泉スキー場に到着。あとは温泉で汗を流して帰路に着く。