先週の取立山に続き三週連続好天に恵まれ、気分よく堅田駅からバスに乗る。臨時のバスも出る盛況さである。坊村に降り立つと沢装備の登山者や武奈ヶ岳を目指す登山者達で一杯だ。準備の後、明王谷を牛コバへ進むと登山者は誰もいなくなった。薄暗く落石で荒れた林道をゆっくり進む。伊藤新道分岐を過ぎると牛コバは直ぐである。そのまま進むと葛川越へと続いている筈である。雪の降る前に計画したいのですが…。奥ノ深谷への分岐は少し荒れている。摺鉢山北西尾根を約３００m急登すると分岐の赤テープが見える。この辺りから少し緩くなり尾根も広くなる。ブナ林が現れ中々気持ちの良い。ルートだ。時折心地よい風を感じながら進むと広く境界の杭だけがある摺鉢山（多分）頂上に着く。

頂上は広くなっているので間違えない様コンパスでルートを確認し歩き出す。ほぼ真南方向だ。三度緩いアップダウンを繰り返すと石灰岩の様な白い岩が足元に出だすと間もなく烏谷山に飛び出すと眼前にパノラマの様な琵琶湖がパッと飛び込んで来る。丁度、昼だと気が付くと急にお腹が空いて来る。おにぎりでお腹を満たし恒例の珈琲タイム。琵琶湖バレイのゴンドラが故障しているため蓬莱山方面が静かで、武奈ヶ岳から釈迦岳・マザーレイク・蓬莱山と360度の景色を堪能する事が出来た。下りにかかると写真を撮るのを忘れている事に気が付きＵターン。この先は何度も経験しているので足も軽い。何時もの様に荒川峠をショートカット。沢筋の登山道を下り大岩の下からコンコンとわき出す水場に到着。タオルを濡らし汗を拭くと気分がスッキリする。分岐を過ぎ登山道の終わり近くのスイッチターンした先に大きなカエルが泡を噴いているように見えビックリする。よく見ると大きな青大将がカエルの頭にかぶり付き捕食している最中であった。”蛇に睨まれた蛙”か？。初め見る光景にかなり動揺したのである。気を取り直し志賀駅へ。駅前の”清林”で喉を潤し岐路に着く。　やっぱり山はええな～！