比良の古道・廃道を歩く・ホッケ谷~小女郎谷北尾根 2017.4.22

比良・ホッケ谷~ホッケ山~小女郎ヶ池~小女郎谷北尾根 2017年4月22日(土)晴れ/曇り

メンバー CL.エーちゃん SL.S・Tさん K・Aさん K・Tさん

コース・タイム JR蓬莱駅7:45…貯水タンク8:17…林道奥の小橋8:47…階段状の石積み9:20…ホッケ谷

  南尾根分岐9:50…ホッケ山10:40…11:08小女郎ヶ池11:35…薬師ノ滝分岐12:50…登山口13:10


蓬莱駅から今日のルートを望む
蓬莱駅から今日のルートを望む

 一年前の5月ムシムシした梅雨空の下同じルートを登ったが、藪に阻まれ岩場を高巻きしてしまったので今回沢を詰めようと計画。今日は青空も見え気持ちが良い。何時もの様に貯水タンクで一本立てる。この先薄暗い樹林帯を進むと急に前方が開け大きな堰堤に出る。堰堤を潜り直ぐ右側を登りきると古い林道があり倒木を避けながら暫らく道なりに進む。沢の音が大きくなると小橋に出る。この先、慣れた人でないと何処を歩くのか分らないかも知れない。小さなホッケ沢の右側を地図と現場を確認しながら進む。踏み跡らしきものはあるがハッキリしない。足元は不安定で左側は切れ落ちている。そのまま進むと沢に下りる。少し遡行し左へ。前回この辺りでルートを見失い右側の大岩を巻く羽目に。今回はその

石積の下部から見上げる
石積の下部から見上げる

まま進む事が出来る。奥に二段の小滝が見えると階段状の石済はもう直ぐだ。このルート、距離は短いが、的確なルートファインディングが求められる。石積みで一本立てる。ふと横を見ると枯れ木がオレンジ色に?(写真を忘れてしまった)石積みの側溝部を登って行くが滑り易く、しかも結構な急登。雨が降っていたら、かなり苦労する所だろう。登り詰め少し左へトラバース。10m程急登し振り返り気味に見ると植林帯に南尾根のルートが見える。2度ほど切り返すとハッキリした古道が現れ尾根ルートに出る。この先、古道ははっきりしているので安心して進む事が出来る。しかし古道歩きは、本当に気持ちが良い。人に会わないと言うのが最高だ!分岐からホッケ山へ。

1月に登った時の雪庇は最高に美しかった等と思いだしながら久し振りに小女郎ヶ池に到着する。

小女郎ヶ池にて
小女郎ヶ池にて

珈琲を点て久し振りにゆっくりとする。記念写真を撮ろうとしていると一人の上品な女性が現れシャッターをお願いする。少し話をすると東京から京都医大の教授と雑誌の打ち合わせの為に来た帰りに比良登山をしていると…。今度来られる時は案内しますよと挨拶をして別れる。小女郎峠から蓬莱方向にグッと登り琵琶湖側へ踏み跡を辿る。この先800mの急下降だ。700m辺りからの左へ分ける尾根に入らない様気を付けないと行けない。薬師ノ滝分岐まで来れば林道を登山口まで直ぐである。念願のホッケ谷を踏査出来た感激がふつふつと湧いて来るのであった。その後天気が良いので琵琶湖岸を歩き志賀駅前の青林で美味しい”おでん”を肴に反省会をしたのは言うまでも有りません。