白山山系・市ノ瀬~三ノ峰2095㍍~別山2399㍍

三ノ峰から別山遠くに白山
三ノ峰から別山遠くに白山

ブナの新緑と残雪の三ノ峰~別山、いいね!連発山行

■山行形態 避難小屋泊  三ノ峰~別山(2,399.4m)

■山行期間 2013年 5月17日(金)夜~5月19日(日)

■参加者CLエーちゃん 食担K.A さん Y.Hさん 記録:K.Kさん

■コース

※5/17(金)19:00エーちゃん宅→福井北IC→一ノ瀬23:00

※5/18(土)5:50一ノ瀬→6:40取りつき→8:15別山展望→10:00                                 杉峠 →11:40六本檜→14:55三ノ峰避難小屋

※5/19(日)5:15三ノ峰避難小屋→5:25三ノ峰→6:45別山平                                     →7:40 別山→9:05チブリ尾根避難小屋 →12:00

                       猿壁堰堤12:45一ノ瀬 →入浴・食事→白峰で食事→福井IC→帰途につく16:00頃大津着

5/18(土)天候晴れ 

5/17(金)夜19:00大津発。23:00一ノ瀬、駐車場着。やはりシーズン前だからか車はガラガラ。満天の星空。「いいね~」明日の晴天を期待して。5/18(土)予定より少し早めに出発。林道を1時間ほど歩き、杉峠へのルートの取りつきを探す。地図上では橋を渡って直ぐ尾根の末端に取りきがあるはず。しかし見つからないので藪を急登する事に。が、滑る、滑る。尾根に出てもヤブだらけ。このまま藪の中だといつ辿りつけることやらと思いながら進むと、ふっと登山道に出る。あれっ。と言う事は取りつきルートを間違えた?今回の山行の全精力を使い果たした感じの汗をかいた。疲れた。登り口が、橋を渡って二軒目の小屋から多分100M程行ったところにあったようだ。そこからは、残雪の白山、別山を望みながら新緑のブナ林の登山道を快調に登る。「いいね~」。しかし、虫が一杯。この時期、もう虫スプレーが必要だったとは。そして花も一杯。イワウチワ、タムシバ、ショウジョウバカマ、ツマトリソウなど。今回は、花博士がいないので、花の名前が分からない。途中から残雪が多く、杉峠へのトラバースを諦め1343mめがけて直登。10:00杉峠横のピークに到着。三ノ峰を正面に見ながら登る。雪の尾根道を快適に進む。11:40六本檜(1450m)。この檜、神木なんですね。カッコウ、ホトトギスなどの鳥のさえずり、でも又、鳥博士がいないので、それ以上の鳥のさえずりが分からない残念!一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰、銚子ヶ峰を望みながら13:00剣が岩(1680m)ここからも結構、急

な所を登っていく。14:55三ノ峰避難小屋着(2095m)。お疲れ様。ここまでで、三ノ峰を登って日帰りで帰ると言う一人の方しか出合わなかった。ので、避難小屋は、当然貸切。好きに使っていいよ。先、ビールを残雪で冷やして乾杯!!アーベントロート、富山の漁火も見える。「いいね~」夕食は贅沢にチラシ寿司とマーボー茄子。そしてエーちゃん持参の2003年ものの熟成ボルドー赤ワイン。フルボトル。重いのにありがとうございました。美味しかった。缶ビールの空き缶とロウソクで作る簡易ランタンも「いいね~」。

5/18(土)天候晴れ

朝、起きれば、又、快晴。小屋を出て朝日を見る。正面に雄大な迫力満点の残雪の別山朝焼けに輝く北アルプス。槍も穂高も乗鞍も御岳も。こんな景色が見られるとは思わなかった。赤兎山、大長山、そして奥美濃の丸山、芦倉山もくっきり。「いいね~」。ホントに「いいね~」朝食は棒ラーメン。そして贅沢にコーヒーをドリップで。「いいね~」。

5:15発。5:25三ノ峰(2128m)着。ここでアイゼンを付ける。6:45別山平。雪が一面に残っている。7:40別山(2339.4m)。残雪の白山が正面に「いいね~」。別山神社にお参りして、チブリ尾根避難小屋を目指す。雪壁、うーーー。リーダーのエーちゃんが、ルートを作って下さった跡を行く。私だけが、ストックで行こうとしたところ、「四つん這いで」と言う声が。滑落したら、後がない雪壁だ。やばい、ヤバイ。雪道を注意しながらトラバースして行く。尾根道が見つからず、沢を下って、チブリ尾根避難小屋へ到着。もし、天候が悪ければ、このルートは、道を探すのが難しかった。でもリーダーがしっかり、ルートを探して下さったので安心。ずっとアイゼンが必要なぐらい雪が残っていた1745mの水場までアイゼンを付けて長い、長い、チブリ尾根を降りて行く。

白山をバックに
白山をバックに

しかし、ずっと残雪の白山を見ながら、途中はブナ林がとても奇麗な道。「いいね~」ニリンソウ、サンカヨウ の群生。この花は始めてみる。奇麗。12:00猿壁堰堤に出る。お疲れ様。しかし、チブリ尾根は長い。これを登るとなると中々ハードロック。永井温泉はお休みだったので、白山展望の湯で浴。露天風呂からは、絵で切り取ったような白山が望める。白峰で堅豆腐定食を頂き、帰路へ。夕方5時には大津に着くというナイスなゆったり山行でした。