晩秋の比良・中井新道~釈迦岳  2018.11.30

晩秋の中井新道を歩く  2018年11月30日(金)曇

メンバー CL.エーちゃん M・Mさん

コース:タイム

JR近江舞子駅8:25…登山口9:00…峠分岐9:20…761m10:32…ヤケオ山11:25…12:00釈迦岳12:30…旧リフト駅跡

  13:05…イン谷14:05…JR比良駅


中井新道の始まりは、こんな感じ
中井新道の始まりは、こんな感じ

 久し振りの中井新道である。今日は県連の登山セミナーで知り合ったM・Mさんと初めての山行なのだ。どんより曇った釈迦岳を見上げながら歩き出す。湖西道路を潜り右方向へ。暫らくで別荘地に突き当たる。その手前左に何時もなら皇帝ダリアが咲いている筈だが・・。沢を渉ると林道の始まり。去年の台風で、かなりの倒木だ。荒れた林道を登山口へと進む。両側はバブルの時期に開発された別荘地なのだが、今はその面影も無く朽ちかけた案内板が淋しそうに立っている。登山口は分り難いが、膝丈くらいの石が数個並んでいる。真っ直ぐ進むが堰堤手前で大きく崩れアウト!本来のルートから廃道歩きが始まる。370mの峠までは、かなり手こずる筈だ。足元は荒れ倒木と枝が絡み悪戦苦闘!少し前方が明るくなると大きな岩に2009と書いてある分岐に着き一本立てる。ここは左に進むのが正解だ。倒木を避けながら進む。左手には疎林の間から少し煙る琵琶湖が見える。ルートは分岐が幾つもあり間違いやすいので注意が

苔生した綺麗な場所が残っている
苔生した綺麗な場所が残っている

必要である。470m辺りから登山道は斜面をトラバース気味になり緩やかに登って行く。途中には岩が多くクランク状になった所がある。600mでヤケオ山から東に延びる直登尾根に突き当たる。少し広くなっていて迷う所だ。761mピークで雨が降り出す。この寒さの中では少し辛いが、カッパの上着だけ羽織る。天気の良い日なら見晴らしの良い尾根を展望台目指し直登。周りは紗をかけた様な感じだ。一面がススキに覆われた分り難い所もあるが左側は切れ落ちているので要注意!この辺り7月頃には蜩の合唱が聞ける。程なく誰もいないヤケオ山到着。

冬枯れの釈迦岳頂上
冬枯れの釈迦岳頂上

相変わらずガスに煙っている。釈迦岳まで切れ落ちた吊り尾根上の稜線を行く。山頂はブナが広がり緩やかな落ちつける所だ。珈琲を点てていると一瞬、雲間から青空が顔を出した!ほんの数十秒だった。カラ岳分岐まで少し下る。此処で初めて人の声を聴く。旧リフト駅跡まで声の主はついて来る。関電の作業員の二人組であった。この作業道は台風の影響もほとんど無いが、約400mの急下降で登山の後半だと少し足に来る人も居そうだ?。神璽谷分岐を分けリフト下の擁壁を過ぎると、もうイン谷は直ぐそこだ。沢筋のガレ場を進み何度か橋を渡ると旧リフト乗り場に着く。後は舗装路をのんびりと歩き、何時も通り比良駅まで歩く。初冬の比良も中々楽しめて”いい”もんだ。