最近はコロナの影響でバスの登山者は少なくなっているが坊村の駐車場には、そこそこ車が止まっている。その殆どが武奈ヶ岳へ行く様だ。牛コバへ行く林道には渓流釣りの釣り人が一人いるだけである。伊藤新道出合を過ぎ突き当りが牛コバだ。左へ行くと奥の深谷。今回は左に進む。すぐに美味しい水場のある出合に着く。此処からニシャ谷出合までが今回初めてのルートである。

取り付きから予想通り、かなりの荒れようだ！第一渡渉手前が葛川越の分岐である。以前は”しっかり”した橋が架かっていた様だが今は面影もない。水流も多く此の渡渉が一番厄介であった！

沢の左に見ながら進むと朽ち果てた梯子や橋が所々に見られる。

第二渡渉点を過ぎるとルートも細くなってくる。暫くで正面に大きな滝が見えて来る。スベリ石手前の「布ケ滝」だ。比良にはこの様な綺麗な滝が至る所に隠れている！この先、比良岳から北西に伸びる尾根を大きく巻きながら進んで行くが急な斜面に朽ちた梯子が続いている。ちょっとスリリングな場所だ！道は沢筋から大きな尾根のトラバースに代わる。比良岳西の1020ｍから西北西に延びる尾根まで登りきるとニシャ谷出合は直ぐである。此の尾根には1020ピークまで踏み跡が薄く続いていそうである？また次回に挑戦したいものである？出合で一本立てた後、今は雪も無い沢筋を何度か渡渉し汁谷までのんびりと進んで行く！今日は打見山からゴンドラ下山と決め込む！　やっぱり山はええなぁ～！