小川新道を登る  2021.9.12

金糞峠~小川新道・シャクシコバノ頭  2021年9月12日(日)曇り

メンバー  CL.エーちゃん N・Yさん K・Aさん

コース:タイム イン谷登山口8:40…大山口9:00…青ガレ取付き9:30…10:18金糞峠10:28…大橋11:15…小川新道

            分岐11:25…小川ケルン1:45…12:45シャクシコバノ頭13:20…金糞峠14:20…イン谷15:40


比良駅前から比良を望む
比良駅前から比良を望む

 先月末に行く筈だった小川新道が暑さでバテバテの為、大橋で敗退。先週は深谷。今週やっとチャンスが訪れた!土曜の予定だったが目覚めると雨が降り出して来たので急遽、今日に変更したが太陽は望めそうにない様だ?駅前からバスでイン谷へ。駐車場は他府県ナンバーの車で一杯だ。気合を入れ歩き出す。大山口を過ぎるとソロの登山者が追い越して行く。青ガレを慎重に登り上部のガレ場付近で後ろから単独の方が近づいて来たので「どうぞ」と道を譲る。何と!元会員のNさんだった。山で会うのは数年前の南アの千枚岳以来である。武奈ヶ岳の予定らしいので中峠分岐まで合流する。青ガレから峠までの間は堂満方向から大きく崩落しているのでガレ場の通過には注意が必要である。金糞峠で一本立てる。ふと?Nさん

大橋小屋(横にもある)
大橋小屋(横にもある)

のザックを見ると、今噂の”オニヤンマ”が付いている!効果を聞くと、まだ最近なので分らないらしい?早く結果を知りたいものだ。此処から大橋分岐までは直ぐである。先月末には此の辺りはファミリーキャンプしている家族もいたのだが今は静かである。川幅の半分しか無い橋を渡ると中峠分岐。Nさんとは此処でお別れ。気を付けて~。大橋から峠分岐の間を歩くのは何と3回連続だ!しかも3週連続!(殆ど病気?)深谷右岸から左岸に渡る。沢筋を歩くのは気持ちが良い。登山道が沢に侵食されている所もあるが苔むした岩がゴロゴロして来ると眼前に”ひときわ”大きい毘沙門岩が飛び込んでくる。何度見てもビックリするほどだ。大岩の真下を抜けると暫くで大橋に着く。すりばちの水で喉を潤し丸太橋を渡る。KAさんは恐る恐るだ?此処で一本立てる。この先シャクシコバノ頭までが本日の核心部!小川新道は過去二回下っているが登るのは初めて。呼吸を整え取付く。

シャクシコバノ頭を少し下ると武奈ヶ岳が見える
シャクシコバノ頭を少し下ると武奈ヶ岳が見える

取付きは歩き易い尾根筋の道を進む。暫くで右に巻いて行き核心部の沢筋に降り立つ。普段は枯れ沢の様だが昨夜までの雨で所々に流れがある。写真では分からないが、かなりの急登だ!浮石や落石には細心の注意が必要だ!中ほどを過ぎるとなお急になり土砂が落ちツルっとした場所もある。ロープもあるので少し安心だ。登り詰めると古い小さな小川ケルンが立っている。思ったより荒れていなかった?本当の核心部はこの先の岩稜部。3年前の台風で木々が倒れ岩稜がむき出しになっている。ルーファイも必要だ!高低差約100m。慎重に進む。登りきり足元が藪で分かり難くなると少し左にトラバース。小さな尾根の分岐点を右方向に登り詰めると”やっと”シャクシコバノ頭に到着。静かな山頂で店を開く。周りの疎林は緑の葉が少しくすみ秋の気配を見せている。遠く琵琶湖で走るジェットスキーの音が聞こえる。少し長い間ゆっくりした様だ。腰を上げるとトレラン姿のカップルが登って来た。どうも小川新道を降りるらしい?注意を促し別れる。下り始めると前方に武奈ヶ岳が見えて来る。今日は賑やかなのだろう?中峠からヨキトウゲ谷へ進む。流れは細く疎林が植林帯に変わると薄暗く渡渉も多くなって来る。このルートもやはり荒れている。コヤマノ岳直登ルート分岐を過ぎると深谷へ飛び出す。金糞峠へは一投足である。青ガレを過ぎるまでは慎重に歩を進める。登山口までは足が疲れゆっくり歩く。イン谷からのバスは久々に満員だ。駅前で下車し湖岸でクールダウン!最近はアルコールの提供が無いのでビールを持参。小川新道を歩けた事に感謝しながらカンパーイ!満足感でいっぱいだ。同行の仲間に感謝!