比良・三度連続のホッケ山東尾根 2018.2~3

2018年2月10日(土)雨    

メンバー CL.エーちゃん S・Tさん

ルート:タイム 7:33JR蓬莱駅7:50…貯水タンク8:25…550m9:30…720m10:00…780m10:25…11:20ホッケ山11:40

  …貯水タンク12:45…JR蓬莱駅13:15


駅前から見上げる比良連山
駅前から見上げる比良連山

山行報告:湖西線の車窓から見る琵琶湖の風景は霞んでいて天気は良くなさそうだが、蓬莱駅を下車すると雨具が要る位の雨が降っていた。駅前から見上げる比良連山は雨霧に煙っていて先行き暗そうです。が合羽を着て歩き出す。貯水タンク辺りで小降りになり植林帯に入るのでカッパを脱ぐ。大きな堰堤手前の320m辺りで右手の沢を渉る。450mで一本立ワカン装着。積雪は20cm程である。東尾根の少し緩くなった辺りを目指し右方向に少し戻る様に大きくトラバース気味に進む。此処から急登が続くが、ゆっくり確実に一歩づつ登って行く。一年ぶりのホッケ山東尾根だが頂上の大きな雪庇が残っているか心配である。700mを越えると傾斜が少し緩くなり780m付近で沢山の倒木に出会う。去年の台風で倒れたのだろう。その上部にもう一ヶ所倒木地帯がある。積雪が多く、どちらも左側をトラバースする。900mを過ぎると岩が多く(雪に覆われている)此処も左を巻く。疎らになった疎林の急登を過ぎると稜線は近い。一投足でホッケ山に着く。直下から見上げる大きな雪庇は残念ながら半分落ちていた。

 

2018年2月24日(土)晴れ

メンバー CL エーちゃん  K・Sさん

コースタイム:蓬莱駅7:50…貯水タンク8:20…尾根取り付き8:45…560m9:10…800m9:45…10:50ホッケ山11:35…

  堰堤12:40…JR蓬莱駅13:10解散


晴天の比良連峰
晴天の比良連峰

 今日の同行者は新人のKSさん。初めての同行で楽しみだ。気持ち良い青空の下、足も軽く堰堤を潜り尾根取り付きまで積雪無く急登を見上げると疎らに雪が残っているだけである。倒木地点まで来ると辺り一面積雪に覆われはじめる。20~30cm位か?よく見ると前回登った時のワカンの痕が残っていて、その痕だけが固く締まっているではないか。ラッキー!その後は楽に進み頂上には前回より30分も早く登頂する事が出来た。ツボ足で登って来たが降りは雪が腐ってきているのでワカンを装着して注意しながら下山。あっという間に堰堤に到着する。

2018年3月3日(土)~4日(日)晴れ

メンバー CL.エーちゃん 食坦.K・Aさん

ルート:タイム 3/3 JR蓬莱駅8:20…貯水タンク8:50…東尾根取付き9:30…560m9:55…870m11:10…ホッケ山

  12:15着・テント設営・泊 3/4 下山開始8:45…560m9:50…10:50JR蓬莱駅・解散


蓬莱駅ホームから見る比良連山
蓬莱駅ホームから見る比良連山

 3/3 晴れ   先週まで氷点下の気温が続いていたが、今週に入り春の嵐と初夏のような陽気で、かなり雪解けが進んでいる様だ。何時もの様に貯水タンクを過ぎ、大きな堰堤を潜り尾根に取り付く。テント泊の装備で重くなったザックが肩に食い込む。760mの倒木地点まで雪は解けていて植林の作業道を頼りに進む。残雪上に2/10のワカンの痕が残っている900m付近、岩が出ている所は少し厄介だ。雪は腐り足元が沈み込んで滑り易く注意が必要である。最後の急斜面をトラバース気味に登ると1020mの尾根上部に飛び出す。右方向に蓬莱山が見える。稜線は鹿の子模様の春山になっている。少し下りゆるく登るとホッケ山直下に着く。ザックを下ろしホッケ山頂上へ歩を進める。下界は霞んでいるが山並みはスッキリと綺麗に見えている。遠くに金糞岳・伊吹山・霊仙岳が、うっすらと見える。頂上での景色を満喫しテント設営にかかる。久し振りの雪上テント泊は満足度Maxだった。夕方になると曇だし期待していなかったが、9時過ぎに外へ出ると丸い月の横にオリオンが輝いていた。琵琶湖の黒い湖面の周りに七色のイルミネーションが輝き素晴らしい夜景を見る事が出来た。

 3/4晴れ 6時過ぎ、東の空からオレンジ色の太陽が顔を出し、周りの景色を染めて行く様はスローモーションの映画を見ている様で感動ものである。比良での泊山行は4度目だが今回一番良かったと思う。何と言っても夜景が最高だった。テントに戻りモーニング珈琲を飲む。後は下界へ一直線に下りて行き、いつも通りの日常の世界に戻るとしょう。次回が、また楽しみである。

雪庇の上から比叡を挟んで京都の夜景が見える
雪庇の上から比叡を挟んで京都の夜景が見える