新雄松山荘道~中井新道(古道廃道を歩く)2016.12.3

新雄松山荘道~釈迦岳~中井新道(比良の古道・廃道シリーズ)

2016年12月3日(土)晴れ  メンバー CL エーちゃん S・Hさん Y・Jさん

ルート・タイム JR近江舞子駅8:00…登山口8:33…400m9:01…旧雄松山荘道分岐 9:30…雄松山荘道出合9:50…11:00釈迦岳11:30…ヤケオ山12:10…761m    13:00…峠13:50… 中井新道登山口14:10…JR近江舞子駅14:55

 


古道を進む美女二人
古道を進む美女二人

 12月だと言うのに暖かな朝である。正面に今日のコースを見上げながら近江舞子駅の階段を下りる。今日の同行者は美女二人。なんとなく足が軽い。集落を抜け神社の鳥居を右に進む。湖西道路を潜り別荘地を奥まで行くと3・4階建ての学生寮の様な建物があり、その突き当たりが登山口である。旧の雄松山荘道は湖西道路を潜り直ぐ左方向へ取り付くのだが、此方は奥まで入るので時間が大分短縮できそうだ。水路の様な所から足歩踏み出す。最初は倒木や枝などが行く手を邪魔して古道らしさが残っているが暫く進むと道ははっきりしてきて歩き易い。樹林の中だが木漏れ日が明るく気持ちが良い。旧道の手前に急登が待っている。登り詰めると旧道と出会う。此処からは見覚えのある道である。この先、釈迦岳まで二箇所少し緊張する場所がある。

頂上にて記念写真
頂上にて記念写真

ワンゲル道の手前が最初の危険地帯。崖の様な所を木の根や岩を頼りに確実に進んで行くと雄松山荘道出合に着き一本立てる。これで今年新旧二つの雄松山荘道達成である。大津ワンゲル道の細い尾根を登って行くと第二関門のイチョウガレに着く。ほぼ垂直の岩場を二人の女子は緊張しながら登る。ロープもあるがあまりたよらないようにと声を掛ける。そこを過ぎても難所はしばらく続き気の抜けない所である。やがて傾斜が緩むとリフト道分岐。葉の落ちた疎林の奥に釈迦岳の道標が見えて来る。頂上に着くとトレランの人や登山者が行き来している。女史二人は初めての釈迦岳に感動している。暫らく珈琲を点てゆっくりする。この先ヤケオ山までの間、右側がスパッと切れ落ちたフジハゲがある。ルートもはっきりしているので緊張はしない。琵琶湖や北部の景色が素晴らしい。遠く伊吹山の左奥に雪をかぶった御嶽山。そのずっと左に真白い霊峰白山が見えている。少し霞んではいるが、めったに見られないので感激ものだ。暫し足を止め見とれている。ヤケオ山から右へ折れ中井新道に突入。もう何度か登っているが下りは初めてだ。基本尾根筋を下るが800m付近で真直ぐの尾根に入ってしまう。此処で左の細い尾根に入るのだが直ぐに気が付き進路変更。761m付近はコケが多く自然がいっぱい残っている。足元がフカフカしていて気持ちが良い。この先はルートもハッキリしていて間違う事はないので安心して下って行く。古道を忠実に進み大きな堰堤まで下りて来ると後は近江舞子駅まで直ぐである。今日一日スキッとした晴天に恵まれ気持ちの良い登山日和だった。