暖冬といっても、そこそこ肌寒いが天気は良い。JR堅田駅のバス停に登山者は疎らである。これもコロナウイルスの影響か？バスの車窓から比良が綺麗に見える！坊村のトイレ前で準備の後歩き出す。明王谷沿いの林道を進む。来る度に荒れていくのが分かる。水場手前でゴロゴロと大きな落石がありビックリ！する。間一髪！幸い通り過ぎたとこだった。少しで伊藤新道出合に着く。二十数年振りである。取り付きから沢筋の急登だ！ルートは少しばかり荒れているが左岸を進み一度渡渉するとワサビ大滝下に着く。立派な滝だが以前の記憶は全く無い？横の

岩に氷柱が出来ていた。この辺りから少し雪が現れて来る。一旦、大滝の上部を横切るように進むと大滝上部にも四段程の立派な滝があった！この先約300ｍ程九十九折れの急登が続く！新雪を踏みながら進む、冬景色の疎林は結構！綺麗である。双子ピークの南峰が白滝山頂上だ。おにぎりを頬張り珈琲を点てゆっくりする。天気が良く青空に枝を広げる木々が、もう其処まで春が来ているのを感じさせている。さあ！先を急ごう。オトワ池までの下りはヌルヌルしていて注意が必要だ。小さな池は半分凍り神秘的である。ニシャ谷の始めは広く気持ちが良いが直ぐにルートが分かりにくくなり地図読みが必要だ！夫婦滝分岐には祠がある。この先、白滝谷は何度も渡渉や高

巻きがあり的確なルートファインディングが必要である！実は最後の渡渉で何年か振りに滑ってしまい臀部を強打してしまったのだ！侮ってはいけない！小さな発電所のようなダムが見えて来る。シャカ谷に架かる乙女橋？を渡り左に進むと大きな建物があり。その先にスキー場があった。まだ営業中であった？ゲレンデを回り込み汁谷キャンプ場跡を通り過ぎ木戸峠に向かう。天気は下り坂の様で大分曇ってきた。木戸峠に着き一本立てる間ルートを確認するが”いやらしい”感じに雪が付いている。此処で女性陣にアイゼンを装着してもらう。気合を入れステップを切って行く。崩落地帯や倒木あり。橋は崩れ落ち、本当に通れなくなるのも時間の問題だ！クロトノハゲに着きホッとする。後は”のんびり”とキタダカ道を下って行く。かなりマニアックな山行であった‼