権現山南東尾根~ホッケ山 2022.9.16

権現山南東尾根ルート探査~薬師滝ルート  2022年9月16日(金)曇り/晴れ

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん

コース:タイム JR和邇駅8:05ー霊仙山口手前林道分岐8:25…440m尾根取付き600m.9:05…P691.9:20…権現山西

    縦走路出合10:30…10:35権現山11:20…ホッケ山11:45…小女郎峠12:15…七本杉12:36…堰堤13:35…JR蓬莱駅


適当に取り付く
適当に取り付く

 9月に入り毎週末、台風の影響で泊山行が中止になり日帰り山行ばかりである。今週も北アの天狗池で逆さ槍を見に行く予定であったが急遽、以前から気になっていた権現山南東尾根に変更。予約しておいたタクシーで和邇駅から霊仙山口手前の林道で下車。流石にお彼岸も近づくと秋の気配だ。気合を入れて歩き出す。暫くで林道分岐。此処には伐採された杉が綺麗に積んであり運び出すようである。少し先へ進んだ所から適当に尾根取付き。先ずP691を目指し植林帯急登の試練が始まる。急傾斜の直登はパワーがいるのだ。風も無く汗が噴き出してくる。途中で真新しい林道を4本横切ると傾斜も緩くなりP691に着く。辺りには柵が設置されているが何のためだろうか?不思議である。緩やかに下り鞍部から

枝の間から霊仙山と比叡山が見えた
枝の間から霊仙山と比叡山が見えた

登り返す。足元にはキノコが多い。今年はキノコの豊作年か?まあ、皆毒キノコだが?前方に檜の大木が倒れている。根っこから新しい生命が芽を出している。自然の生命力は素晴らしい!この辺りから暫く広く緩やかな尾根を進む。見晴らしは利かないが暫くは”のんびり”できる筈だ。尾根が細くなって来ると小ピークを越える。その先は両側が切れ落ちさらに細くなっている。其処にある岩を巻く様に株立ちのブナが立ちはだかっている。よく見ると根っこは岩に覆いかぶさっている。その先は壁の様な急斜面。足元はシダ類や馬酔木が邪魔をし歩き難い見上げると岩稜部。比良では大体、この高さ辺りには

新しい生命が芽吹いている
新しい生命が芽吹いている

必ず岩稜帯になっている。四駆でクリヤーするがまだまだ急登は続く。ホッケが見えて来ると縦走路は近いが最後は馬酔木のブッシュに突入!やっと縦走路に出た。南へ少し進むと誰もいない静かな権現山山頂に到着。少し曇っているが風は爽やかに吹いている。時間は早いが此処でランチタイムとしょう。貸切の頂上を満喫。中止にした天狗池はどうだっただろうか?と頭をかすめるが今日のルートの満足度が”かなり”高いのも正直な所である。さあ、下山するとしょう。小女郎峠まで眼下に琵琶湖を眺めながら進んで行く。足元にはトリカブトが咲いている。ススキが風に揺れその向こうに小女郎ヶ池が少し秋色に変わっている。今日は蓬莱へ下山しょう。また新しいルートを探査出来た事に感謝!

秋の気配の小女郎ヶ池
秋の気配の小女郎ヶ池