この２~３日今季、初めて位の積雪があったのでホッケ山の雪庇を見ようと湖西線に乗る。今季はもう見られないと諦めていたのだが何とか見られそうな気配である。蓬莱の駅を降りると目の前の比良は久しぶりに雪を被り厳冬期の装いだ！どんな雪庇を見せてくれるか楽しみだ。志賀中のグラウンド横を過ぎ湖西道路をくぐる。別荘地辺りから積雪を見ると直ぐ取付きの貯水タンクに着く。ウエヤー調整の後、気合を入れ歩き出す。植林帯を抜けると大きな堰堤を潜りホッケ谷の右岸に取付く。470ｍ辺りの鞍部を目指しトラバース気味に登って行く。この先250mの急登が待っているが、適当な積雪が

あり歩き易い。720ｍまで一気に登る！少し緩やかになるが雪に埋まっている倒木帯の通過は厄介である。その先の大きな岩場もスリリングで緊張する所だ。950ｍ辺りから最後の急登を喘ぎながらユックリ歩を進める。何せ滑落しそうな位の急斜面なのだ！登りきると尾根が広くなり新雪の上に思い思いに足跡をつけて行く。すぐ直下に到着。ガスと強風で雪庇はハッキリと見えないが一回の積雪では此れが最高だ？位の雪庇である？いつも通り直下で一本立てる。珈琲タイムの後、空荷で頂上へ

四つん這いで雪庇を乗り越えると正面から吹雪交じりの強風が体に突き刺さる！頂上に着くと権現方向から若者達の賑やかな声が聞こえて来る。その中の一人が何と！半袖のTシャツだ？気温は－3℃、大丈夫だったのだろうか？写真を撮り下山にかかる。今年も雪庇を見られた満足感で一気に下山したのである。