氷ノ山~鉢伏山・ぶん廻し山行  2023.5.20

兵庫県最高峰・氷ノ山~鉢伏山ぶん廻し 2023年5月20日(土)ガスガス

メンバー CL.エーちゃん M・Mさん

コース:タイム 逆水キャンプ場6:45…東尾根登山口…一の谷休憩所7:48…神大ヒュッテ8:30…9:15氷ノ山9:35

 …氷ノ山越10:46…11:40大平頭避難小屋11:50…1019m鞍部12:15…小代越12:30…高丸山12:40…13:25鉢伏山13:40

 …氷ノ山展望駅14:08…氷ノ山鉢伏口15:25…福定親水公園15:48…16:23逆水キャンプ場


前泊、誰もいない夜のテント場。
前泊、誰もいない夜のテント場。

 9か月ぶりの泊山行だ。去年の9月から泊山行は荒天の為に中止続き。今回予報は晴れマークだが”どうなる”事やら?氷ノ山に近づく毎に天気は下降線。逆水キャンプ場に着く頃には雨が降り出している。此処まで3時間。思いの外早く着いた。誰もいないキャンプ場にテントを張る。綺麗なトイレと水が有るので一先ず安心。早い時間だがガスが立ち込め薄暗い。取りあえず前夜祭に突入しよう!冷えたビールで乾杯~い。仕入れた”お造り”と肴を当てにお酒は進む。ワインやチーズに変わる頃には満天の星空が期待を抱かせてくれる?明日の好天を願いつつ「おやすみ」です

東尾根登山口
東尾根登山口

朝方まで雨が降っていたが何とか止んだ様だ。テントから出るとガスガスで残念ながら期待した風景は見られそうも無さそう?しかし回復する事を願いつつ歩き出す。登山口は直ぐ傍。気合を入れ歩き出す。一登りで東尾根避難小屋。雨で濡れた登山道は滑り易く注意が必要だ。細尾根には二本の木が絡んでいる「連理の木」。一の谷休憩所を過ぎると岩から滴り落ちる水場がある。美味しそうだが今日は必要がない。その先刈り払いされているが根曲竹で滑り易くなっている。程なく神大ヒュッテに着く。小屋前のパイプから水が噴き出している。霧景の山毛欅林を眺めながらの山行も中々”しっとり”していて良いもんだ。この先なだらかに登って行くが細尾根や山毛欅。古千本と言う杉の古木が林立していたりで楽しませてくれる。

イワカガミに出会う
イワカガミに出会う

霧の先に避難小屋が見えて来る。中で休憩する。神戸からの若者や高知からのレディース二人組。幼児を背負った若夫婦等沢山の登山者で一杯だ!天気が悪くても流石に近畿の最高峰だ!しかし未だ全行程の五分の一。先へ進もう。氷ノ山越迄は長い下りが続く。濡れたガレ場は滑り易い。千谷分岐から鳥取方面は通行禁止になっている。赤倉山からP1171辺りまでは大きな山毛欅の原生林が続き幻想的な景色だ。大平頭避難小屋の中は空き缶などが散らかり汚れていた。自身のゴミは自分で持ち帰ってほしいものだ。(来た時よりも美しく)ボード杉入口標識を過ぎると急に前方が開けハチ高原エリヤに飛び出した!一瞬ガスが切れ

山毛欅の原生林
山毛欅の原生林
一瞬ガスが切れた
一瞬ガスが切れた

高原が見えた!此のまま晴れるのか?テンションが上がったのも束の間。残念ながら霧景に突入。階段状の急登の先に高丸山。緩やかに下るとハチ高原スキー場。リフト乗り場を過ぎると岩場交じり最後の急登だ。地元のハイカーか?大勢がネマガリタケを取っている。滑り易く危なそうだが?話し声が聞こえて来ると鉢伏山に飛び出した。頂上のケルンは少し傾いている。余り休まず来たので腰を下ろそう。予報では回復するらしかったが晴れる事は無かった。テント場まで未だ三分の一残っている。頑張って行こう!階段状の道を下り出すと晴れて来たではないか!何という事でしょう?氷ノ山展望駅に着く頃には”すっかり”晴れていた。少し林道を進みスキー場をショートカット。みやま荘の裏から林道へ。此の辺りは迷いやすいので地図読みが必要だ。大久保まで下ると氷ノ山もガスが切れ大きな姿を見せている。逆水キャンプ場まで一時間チョイの林道歩きが堪える。氷ノ山ぶん廻し山行達成出来た事に感謝!こんな霧景の縦走も中々良いもんだと思う!天気の良い日に是非、来たいものだ!

最後にご褒美。氷ノ山を眺めながら
最後にご褒美。氷ノ山を眺めながら