播磨アルプス縦走・高御位山で夕陽を見よう  2023.2.4

高御位山・周回縦走 2023年2月4日(土)晴れ/くもり

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん K・Aさん

コース:タイム JR曽根駅13:20…豆崎登山口13:20…大平山13:45…地徳山14:15…鹿嶋神社分岐14:30…14:50別所

               奥山15:15…鷹ノ巣山15:35……16:30高御位山16:47…17:25北山分岐17:35北山登山口17:50…JR曾根駅18:25


駅近くから大平山方向を見る
駅近くから大平山方向を見る

 山陽本線の加古川鉄橋を渡ると右前方に、ひと際高い山が見えて来る。播磨富士と言われている高御位山だ。JR曽根駅に初下車。準備をしていると赤ちゃんをバギーに乗せた若い夫婦が話し掛けてきた。地元の方で高御位山にはよく登られている様で滋賀県から遠征して来たと言うと驚かれた。R2号線に架かる歩道橋を渡り豆崎登山口へ。住宅横の細道が登山口。夏なら雑草が生い茂り苦労しそうだ?獣除けの柵を過ぎると”いきなり”の急登。直ぐに横穴式の古墳と出会う。小さい石を綺麗に積んである。大平山から大谷山までは緩やかな稜線で西側遠くに姫路市街と霞んでいるが国宝姫路城が見えている。

鷹ノ巣山の奥に高御位山
鷹ノ巣山の奥に高御位山

大谷山からは一旦下り約100mの急登で地徳山に着く。此処まで来ると”やっと”鷹ノ巣山から高御位山の縦走路が見渡せる。しかし何だ!この急下降は?途中で眼下に鹿嶋神社の大鳥居が見える。最低鞍部は神社からの登山道分岐。直ぐ前方に青い柵の展望台が見えている。その先、百間岩の急登が待っている。数人のハイカーが行き交う岩場を”ゆっくり”登って行く。別所奥山手前まで一気に登り初めての休憩を取る。傾きだした陽光に照らされた瀬戸内海が煌めいている。風も無い頂上で珈琲を燻らせ贅沢と言う時間を過ごし腰を上げる。此の辺りから稜線の南側は高い樹木が無く見晴らしが良い。地元のハイカーが以前の山火事でこの様になったと教えてくれた。帰宅して調べると2011年1月24日から29日の間、鷹ノ巣山で発生した山火事が高御位山迄、延焼したそうで”どうも”野焼きが原因らしい。そう言えば至る所に山火事注意の標識があった。注意しよう!見晴らしの良い縦走路のアップダウンを繰り返し鷹ノ巣山西峰から本邦を過ぎると高御位山が前方近くに見えて来る。長尾奥山から一投足で

鷹ノ巣山から高御位山
鷹ノ巣山から高御位山
頂上の大岩で
頂上の大岩で

高御位山に到着。暫く360度のロケーションを満喫する。頂上で夕陽を見る予定だったが下山が真っ暗になりそうなので北山辺りで見る事にするが少し”ゆっくり”し過ぎた様で夕陽に間に合うのか心配だ。此処から岩場で150m程の急下降。注意しながら歩を進める。太陽は雲に隠れるが下から顔を出しそうだ。鞍部から中塚山へ進むと雲の下から紅い太陽が顔を出してくる。ここで一枚写真を撮らなくてはと思ったが分岐点まで一気に進む。ギリギリ「セーフ」で間に合った!真っ赤な夕陽が瀬戸内に沈んで行くのを感激しながら見ていた。感動も”そこそこに”下山にかかる。暗くなるのも早く最後の岩場を過ぎ樹林帯に入るともう真っ暗だ。獣除けの柵を越えると北山登山口に降り立つ。西の空は大谷山方向がシルエットになり綺麗だ。西国街道を足早に歩く西の空には宵の明星と木星が輝いていた。播磨アルプスは最高だった‼

瀬戸内に沈む夕陽
瀬戸内に沈む夕陽