前日の夕立で心配していたが思う程では無かった。が、鳴滝不動尊辺りの林道は何時も湿っている。不動尊で一本立てた後少し戻り沢横にある祠の横から取付く。沢筋に沿って急斜面のトラバースが続く。沢の下部は枯れ沢だが上部に行くと流れがある。倒木やガレが多く右前方には大岩が立ち塞がっている。330ｍ辺りで沢は二股になっている。その手前で右岸へ渡渉し足元の不安定な斜面を四駆を駆使し登りついた所が二股だ。此処で現在地確認。地図上では右側の尾根に取り付けそうだったが、どうも無理そうで左俣ルートにする。

下界ではまだ夏の名残の暑さだが今日は爽やかな風が吹き涼しく感じる。木々の間から降り注ぐ日差しは秋の気配が漂っている。450ｍ付近で更に沢は二手に分かれている。合流点には炭焼き窯の跡がある。昔の人達はよくもこんな場所にと言う感じだ。辺りは自然林に変わり大きな朴の古木が堂々とその姿を誇っている。音羽山にこんな所があるのは感動ものだ！開けて明るくなった源頭部は小石に覆われ、その上ザレていて歩き難い。ザレ場上部で進行方向を左に変更。傾斜が緩やかになると自然歩道大津分岐点横に予定通り飛び出した。音羽山頂上で大休止。7~8人のグループが詩吟を披露していた。下山は牛尾山手前から鳴滝不動尊へ。初めてのルートだったが思った以上に満足＆満喫できたルーファイ山行だった。感謝です！