比良の古道を登る・中井新道 2016.4.2

参加メンバー SL エーちゃん  S・Tさん

コース・タイム

 イン谷8:10…梅ノ木谷登山口9:00…分岐9:40…650m付近10:25…761m10:40…ヤケオ山11:30…12:00

    釈迦岳12:20…雄松山荘道分岐12:55…イン谷13:35

 

 


 山頂付近はガスに隠れ雨が降りそうな中、イン谷から湖西道路の側道を北へ歩いて行く。琵琶湖側には別荘が並んでいる。近江舞子からの道で側道を山側へと進路変更。左手の細い道を進み別荘地を越え林道に入る。両側は古い別荘地の様で、販売会社の看板が所々淋しげに立っている。この林道が登山道の様にかなり荒れている。大きな堰堤の手前に古びた赤テープが揺れている。登山口の目印である。藪をかき分け進むと先程の堰堤の横に出る。かなり大きな堰堤だ!左手には古い登山道だと思うのだが上部へと窪みが続いている。本当は、そこを歩きたいのだが倒木と藪が覆い被さり、とても無理な様相。古道を左手に確認しながら進むと峠の様な場所に飛び出す。大きな岩に赤ペンキで数字が書いてある。

ここで道は二手に分かれているが、進路を左にとる。はっきりとした気持ちの良い古道が続いている。雪こそ無いが未だ冬の気配のする疎林の間から時折、琵琶湖が顔を出す。この登山道はあちこちで分岐しているので注意深く現在地を確認しながら登るのですが、550m付近で踏み跡が分からなくなり尾根を100mほど直登する。この急登は中々楽しい!暫くして登山道に合流700mから周りの様相が一変!比良に、こんな所があったのかと思うほど素晴らしい風景に感激!まるで南アルプスの様に苔生した山肌が広がっているのです。761mピークカラの琵琶湖の景色はサイコ―。天気が良ければテントで一泊してゆっくりしたい所ですが・・・。

この辺りからヤケオ山までが最高のロケーションです。静かで落ち着く、こんな場所が比良にも未だ残っている。この様な場所は静かにしておきたいものです。フジハゲ付近はかなり崩壊が進んでいて、何処に行っても比良はこのような所が増えている様で登山道整備も大変になって来そうです。釈迦岳から大津ワンゲル道へ入った先の窪みでコーヒータイム。少し肌寒く温かい飲み物はホットする。400mの急下降の始まり。ロープのある岩場を過ぎると雄松山荘道出合に着く。近い内に雄松山荘道も登って見ようと思っています。ワンゲル道下部はルートが依然と大分変っている様で、イン谷に出る手前は登山道が大きくえぐられている。まるで沢の様だ。この中井新道、地図にも載っていないが秋・冬と通いたい癖になりそうなルートである。 やっぱり山はええなぁ~