まだ厚い雲の残る空を見上げながらJR高島駅を出発。勝野の集落を抜け大炊神社から暫らくで獣避けの柵がある。登山道に入ると岳観音跡まで沢状の登山道が続き少し歩き難い。途中の白坂は風化した花崗岩が山肌を削り”異質な世界”を造っている。岳観音跡辺りは少し荒れている。弁慶の切石を過ぎると少し開けた場所に出る。程なく祠に観音様が祭ってある岳山に着く。ミツバツツジが咲いている。オーム岩で景色を楽しみ鳥越峰出合。岩阿砂利山から林道が横切っている鵜川越。嘉嶺ヶ岳で直角に折れる。直進すると境界尾根だがロープで止められている。少しの急登で滝山だ。少し下った所で一本立

てる。緩く下って行くと寒風峠。その手前にはミツバツツジが咲き誇り新緑と相まって「春笑う」がぴったりだ！ヤケ山までがリトル比良一番の急登だ！リトル比良縦走は思った以上にアップダウンが多く"かなり"堪える。大石辺りは倒木が多く道は荒れている。ヤケ山まで今日一番の急登だが、急速に天気が回復し琵琶湖を望みながら気分良く登れたのだ。少し霞んでいるので白山が見えないのが残念だ！切れ落ちた左側に注意しながら釈迦岳に向かう。頂上は意外と明るく広い。北比良峠までは登山道が一部崩落していて注意が必要だ。１５時、北比良峠着。もう少し先まで行く予定だったが此処までとする。綺麗に整備されたダケ道を下りイン谷からバスに乗る。どう考えても打見山までは行けない事が分かった山行であった！