霞沢岳リベンジ山行 2022.7.29~31

徳本峠~霞沢岳リベンジ山行  2022年7月29日(金)~31日(日)晴れ/雷雨

メンバー CL.エーちゃん M・Mさん

コース:タイム 7/29 瀬田6:00=平湯・アカンダナP10:40ー上高地11:30…小梨平12:00…徳本峠分岐13:15…

             水場14:55…雷雨停滞…徳本峠16:00・テント設営・泊

 7/30 徳本峠4:00…5:05Jピーク5:20…8:00K1ピーク8:35…Jピーク11:05…12:10徳本峠テント撤収12:50…

      徳本峠分岐14:40…15:35徳沢・テント泊

 7/31 徳沢…上高地…アカンダナPー入浴・食事ー高山=瀬田


久し振りの穂高岳
久し振りの穂高岳

 前回、島々谷から徳本峠に来たのは7年程前。霞沢岳を目指したが悪天の為断念したのだった。さて今回はどうだろう?今年は早くに梅雨明け宣言が発表されたが7月に入り戻り梅雨の様な日が続いている。久し振りの河童橋は観光客で賑わっている。見上げる穂高には少し雲がかかっている。梓川沿いのベンチで腹ごしらいをして歩き出す。下界では35℃を越える気温だが流石に涼しく気持ちいい。徳本峠分岐から長い林道を奥へと進んで行く。2回ほど橋を渡ると登山道に変わる。周りは黄色のホトトギスが一面に咲いている。沢を渡渉し梯子を登ると傾斜がきつくなって来る。水場でボトルを満たす。

小屋の前にテント設営
小屋の前にテント設営

なんだか急に雲行きが怪しくなってきた。後800mの標を過ぎると雨がポツポツ落ちて来た。少し進むが土砂降りになって来たので合羽を着て樹林の下で雨宿りする。30分もいただろうか?小降りになって来たので、もう其処に在るだろう小屋へ足を進める。前方が広くなると峠の小屋に着く。20数年前、古い小屋に泊まったのを思い出す。まだ雨が降っているので軒下で雨宿り。もうソロテンが張ってある。明日、霞沢岳を目指すらしい。小一時間で雨が止んだのでテントを設営する。早速ビールで乾パ~イ!刻々変わって行く穂高の景色を眺めながら明日の好天を祈る。夕焼けに染まる景色は映画の様だ!

雲海の奥に八ヶ岳
雲海の奥に八ヶ岳

翌朝。テントから顔を出すと星が煌めいている。天気は良さそうだ!リベンジはなるのか?4時。真っ暗な中ヘッ電を頼りに歩き出す。急登の途中、樹林の間から日の出を迎える。急登の先にジャンクションピーク。此処で先行のソロの方が迎えてくれた。前方に乗鞍岳。その奥に御嶽山。遠く南アルプス。甲斐駒の横には富士山が顔を出している。素晴らしい景色を満喫し歩を進める。この先200m程の長い下りの後アップダウンが続いている。まだまだ先は長い。気合を入れて行こう。最低鞍部までは沢状の所や、ぬかるんでいる所も多く滑り易い。鞍部から小ピークを越えると小さな池。尾根は段々細くなる。

乗鞍と御岳
乗鞍と御岳
穂高をバックに
穂高をバックに

尾根の先は崩落している。急下降し細くなった登山道を進むと、お花畑だ。色とりどりでニッコウキスゲの黄色が目立つ。見上げればダケカンバが大きく枝を広げている。急登を詰めK1ピークかと思ったピークの先に本物のK1ピークが聳え立っていた!此処を登るのか?下部はガレ場をトラバース気味に、その先は急な直登だ!岩場を登りきると広くなったK1ピークに飛び出した。360度の大パノラマだ!霞沢岳の頂上が見えていたが直ぐにガスが湧きだし隠れてしまった。ピーク迄は往復2時間程かかりそう?往復すると3時半迄には徳沢に着きそうも無くまた、午後の天候も心配なので此処で諦める。六百山の後ろに穂高岳。眼下に上高地。その上に焼岳が白い噴煙を上げている。西には笠ヶ岳が聳え奥には白山が見えている。東の空には、もうガスが湧いてきている。天気は持つのだろうか?先行者はK2を登り始めている。暫くこの素晴らしいロケーションを満喫しながら珈琲タイムとしよう。

ダケカンバが枝を広げている
ダケカンバが枝を広げている

少し残念だが下山するとしょう。今日は所属山岳会の夏山集中登山で徳沢に集中する事になっている。霞沢岳リベンジ山行はもう少しだったが、また次回があるだろうか?K1からの急下降は注意が必要だ!ガレも多く慎重に進む。お花畑を過ぎると一安心。Jピーク迄の緩い登りは結構長い。アブやブヨが結構うるさい!その先300m程の急下降で徳本峠に着く。暫く休憩の後テント撤収。その間にウエヤーを乾かす。さぁ徳沢へ行こう。水場を過ぎた辺りから不安のある右膝が痛み出す。何とか徳沢分岐に着く。空模様も怪しくなり雨がポツリと落ちて来る。あと1時間ほどだが、その長い事?やっとテント場に着く。早速テントを張り取あえず徳沢園で乾杯!途端に夕立が・・・仲間達との集中は雨が止んでからになった。明日は帰るだけなのでゆっくりしよう!同行のMMさん有難う!感謝です!