野坂山地・芦谷山(雨谷ルート~芦谷山~野坂岳)   2019.4.29

芦谷山・藪ルート 山集落~雨谷ルート~芦谷山~野坂岳~いこいの森   2019年4月29日(土)曇

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん M・Kさん S・Tさん

コース:タイム 山ルート登山口9:35…422m10:20…縦走路11:40…12:00芦谷岳北峰12:15…芦谷岳12:30…北峰

 12:40…山ルート分岐13:30…14:25野坂岳14:55…一ノ岳15:20…いこいの森16:05…JR粟野駅16:35


野坂岳頂上にて
野坂岳頂上にて

 予報では夕方まで何とか天気は持ちそうである。JRを乗り継ぎ敦賀着。taxiで山集落、獣避けの柵まで入って貰う。登山口に車が一台止っているがハッチバックが開いている。どうも渓流釣りの様だ。前方の小屋、右方向は山ルート、今回は左の雨谷ルートへ進む。途中で左に折れ急登を過ぎると切り開かれたピークに鉄塔がある。見晴らしは良く野坂の縦走路が見えている。此処から藪漕ぎの始まりだ。暫らくは緩いアップダウンを繰り返し進むが220m辺りから急登が始まる。150m程登るとルートはやや左方向になり、422mの雨谷に着く。この先

薄い踏み跡がある
薄い踏み跡がある

小さな支尾根が何本もあり的確な地図読みが大事である。ブナの新緑が始まり”春笑う”がぴったりの感じだが中々手強い細尾根だ!緩やかに尾根を進むと638mから棘やユズリハの多い藪の急登が200m程続く。登りきると727mピーク手前の縦走路に出る。やっと藪漕ぎから解放される。この先は、どちらに行っても何度も歩いているので心配はない。アップダウンを繰り返し芦谷山北峰に近づくと間違い尾根に二人の登山者が大きなザックを担ぎ北峰に向いている。北峰に続く最後の斜面にはブナの大木が二本倒れていてコースを塞いでいるので、下りでは特に注意が必要である。ピークで先程の二人組に会う。聞いてみると”何処を歩いているのか”?分らないと言う。連休を利用し

野坂岳を望む
野坂岳を望む

高島トレールを歩く予定で、東京から来たと言う。もう「完全に遭難」である。黒河峠から地図はあるがコンパスも無く歩き、どうもパニックになっている様だ。地図を渡し教えてあげるが、どうも不安らしい?食糧は五日分あるが今夜から荒れ模様で私達と一緒に下山する事になり、芦谷山まで行って戻るまで待って居てもらう。本峰から戻り合流する。雨がいつ降り出すか分らない様な空模様の中、野坂岳へ。避難小屋に着くと二人連れも”やっと”安心した様だ。何時もの様に珈琲を点て気持ちを落ち着かせる。後は一気に下山だ。粟野駅でJRに乗車。

敦賀駅で二人組とお別れ。今夜は敦賀で泊り明日、東京に帰るらしい。あと数分遅かったら完全に遭難していたであろう登山者を救助できて良かったと思う。後は今回もう一つの楽しみ!駅前での一杯呑みが待っている。少し良さげな居酒屋に入り、生ビールでカンパ~イ!美味しい肴をあてに話が弾んだのは言うまでも有りません。 やっぱり地図読みは大事です!