相模川エリア探索~木ノ下谷エリア

相模川左岸支尾根探索~木ノ下谷エリア 2024年3月2日(土)曇り

メンバー C・L.エーちゃん N・Yさん

コース:タイム JR膳所駅8:20…相模川左岸支尾根取付8:55…大津縦走路450mピーク9:55…音羽山10:23…10:35

 路傍休憩所分岐11:10…水車谷右股沢出合11:15…水車谷不動尊12:05…P363南側鞍部12:30…諸子川源頭部…

 縦走路火の用心分岐13:00…340m鉄塔13:10…13:20池の里公園13:35…JR膳所駅14:00


音羽山から京都市街を望む
音羽山から京都市街を望む

 三月に入り春もそこまで来ているが寒い朝である。連続の音羽山だが今回は久し振りに相模川沿いから取付こう。御用池を過ぎると林道はクランク状に折れるが小橋を渡り真っ直ぐ進む。何処からか鶯の鳴き声が聞こえる。踏み跡が薄くなると小沢を渡渉。山側にはフェンスが有り和田神社所有地と書いてあり、その先が取付きだ。見上げる斜面は荒れ放題で踏み入ると大きな穴が。覗いて見ると綺麗な水が湧いている。水流もある様だが何処へ流れているのだろう?不思議だ。基本的に支尾根は緩やかに西方向へカーブしながら登って行く。やっぱり取付きは岩あり倒木有りの急登で四駆を駆使する。境界の石柱が現れると傾斜が緩くなり歩き易くなるがルーファイが大事だ。しの字に曲がった幹に昨夏の名残のヒグラシの抜け殻があった。苔生した岩場を抜け小さなピークを越した先450m辺りで大津からの縦走路に飛び出した。日曜日だと言うのに行き交う登山者はいない。

北は雪が降っている様だ
北は雪が降っている様だ

静かな登山道を音羽山へ。登山道の途中には霜柱が出来ている。やっぱり氷点下なのだろう?頂上で写真を撮り路傍休憩所分岐へ。この場所は風が避けられ陽も当たるので暖かいのだ。寒い時はラーメンで温まろう。珈琲を点て一時を過ごし次の核心部へ歩を進める。東海自然歩道の階段が始まる手前から水車谷へ続く尾根に入ると直ぐ目印の大きな樹がある。ここが先週登って来た水車谷右股沢の最上部だ。前回より西側の谷筋を進むが傾斜は”かなり”のものだ!一気に下降する筈だが足元はズルズル崩れ緊張する。前回登った沢の分岐まで下降すると一安心。何方の沢筋も上部は急角度の斜面で緊張する所だがステップアップするには最高の場所だろう!Ⅴ字に切れ落ちた沢床に倒木が多くなると水流が現れる。すると朽ちかけた木道桟橋が見えて来る。殆どの登山者は此処から自然歩道に登って行く様だ。先週は一部通ったが今回は末端近くまで遡行で下降する予定だ。所々で朽ちた桟橋が落ち沢を埋めている。見上げると良くもまあ?こんな場所に造った物だと感心する。桟橋末端で遡行終了

頭上には朽ちた桟橋が
頭上には朽ちた桟橋が
相変わらず北部は雪の様だ
相変わらず北部は雪の様だ

水車谷不動尊へ。此処から久し振りに大津縦走路のP363ピーク南側鞍部目指し急登だ。踏み跡も細く下りは特に注意しよう。鞍部から諸子川源流部へ下る。音羽山のスフィンクスが目印だが少し下り過ぎてしまい戻る羽目に。登り返しは疲れた脚に堪える。火の用心分岐迄一気の急登の筈だが足が付いて来ない?

一歩づつ喘ぎ喘ぎ”やっと”分岐に着いた。思いの外疲れ果てている。池の里展望所の鉄塔で最後の休憩タイム。大津市街を眺めると爽やかな気分になる。今日も新しいルートを探索出来た事に感謝です。音羽山には未だ未だ新しい発見がありそうだ‼