カラ岳北尾根直登ルート探索

カラ岳東ピーク北尾根直登 2024年3月16日(土)くもり/晴れ

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん M・Mさん

コース:タイム 鹿ヶ瀬バス停7:55…ガリバー旅行村入口分岐8:39…林道終点8:52…キレット9:06…780m尾根

 合流点9:45…840m10:00…11:40カラ岳12:25…リフト駅跡13:07…シャカ谷沢13:40…イン谷14:00…14:40JR比良駅


これから向かう稜線
これから向かう稜線

 予報では晴れる筈だがJR近江高島駅で下車すると雲行きが怪しい。バスに乗り換え鹿ヶ瀬道へ。今にも降り出しそうだが雲は早く流れ回復しそうでもある?バスを降りると正面に釈迦岳からカラ岳の稜線が見える。北面は残雪が多い様で白く見える。集落をガリバー旅行村へ歩き出す。道路脇に古い水車小屋がある。水車は取り外されもう動いてはいない。旅行村の料金所前を左へ進む。舗装路から未舗装に変わると奥に朽ちかけた貯水槽がある。此処を登山口としょう。以前から気になっていた尾根なので気合を入れ歩き出すが上部はどうなっているのか不安と期待が入り混じっている。一登りでキレット状の尾根と出会う。その先も細尾根の急登が続き倒木や低い草木が邪魔をする。両サイドは切れ落ちているので慎重に進む。750mからの急斜面はブッシュ地帯。足元に雪が見え始めると780m八渕の滝方向からの直登尾根と合流する。やや広くなった尾根

幸せな気分
幸せな気分
冬色の武奈ヶ岳
冬色の武奈ヶ岳

を、もう一段上部へ歩を進めるがシャクナゲが邪魔をし始める。よく見ると去年の花の枯れた痕跡が。なだらかな尾根になり初めて一本立てる。ヤドリ木の上部で雲雀が鳴いている。長閑な気分を満喫するがこの時は未だ先の事は知らないのだから?腰を上げると直ぐP851ピーク。その先の突き当りから細尾根の急登とブッシュが始まる。30cm程の雪とシャクナゲの藪をかき分け潜り跨ぎ急斜面をよじ登る。藪を抜けたのも束の間。直ぐブッシュに突入。頂上までは一番の急斜面。足元はズルズル!最後はシャクナゲの枝を頼りに無理やり突き抜けヤット縦走路に飛び出した。

釈迦岳と奥にヤケオ山
釈迦岳と奥にヤケオ山

呼吸を整えカラ岳へ。西側正面に真っ白な武奈ヶ岳がまるで白山の様にドッシリと構えている。いつの間にか快晴で雲一つ無い。日差しが温かいこの場所でランチとしょう。と言ってもカップラーメンと何時もの珈琲なのだが。流石にシャクナゲのブッシュが高度差200mも続くと体力と気力も消耗が激しい!何時もより長い一服だった。さぁ下山しよう。と其の前に軽アイゼンを装着しょう。下山も残雪が有りそうなので?と思い分岐まで進むと何という事だ!南斜面には殆ど雪は無い!ついさっき付けたアイゼンを外す羽目に!山肌には鹿の子模様の雪が残り溶けた後にはイワカガミだろうか?濃い紫色の葉が陽光を浴び光っている。春は確実に近づいているのだ。上部の木々はまだ芽吹きには早そうだが登山口辺りは”そろそろ”春の花が咲き始めそうだ?そんな気にさせる暖かい日だった。やっぱり山はええなぁ~感謝‼