ホッケ山~蓬莱山   2019.2.16

ホッケ山東尾根直登ルート~蓬莱山 2019年2月16日(土)曇・ガス

メンバー:CL.エーちゃん SL.S・Tさん M・Mさん K・Tさん

コース・タイム  

JR蓬莱駅7:50…貯水タンク8:30…470m尾根鞍部8:55…900m辺り10:50…ホッケ山11:28…小女郎峠12:00…蓬莱山

12:35…打見山13:05=ゴンドラ下山…JR志賀駅14:00


上部は雪雲に覆われている
上部は雪雲に覆われている

 一年振りの冬季直登ルートで気合も入るのだが稜線は期待通り雪雲に覆われている。南船路の集落を抜け湖西道路潜ると林道は急になり突き当りが貯水タンクだ。準備の後杉林に入って行く。そろそろ花粉が飛び出しているらしい。暫らくで大きな堰堤を過ぎホッケ山東尾根に取り付く。490mの鞍部になった地点から見上げると上部は少し白くなっている。急登が始まるが作業道に雪が無いので歩き易い。一段目の急登を過ぎ750mで一本立てる。もう”しっかり”雪山だ!少し緩やかになった尾根を進むと大きな岩の地点に突き当たる。此処は左側に大きく巻くが積雪が多く危険地帯であり慎重に行動する。

シュカブラと雪庇のホッケ山
シュカブラと雪庇のホッケ山

何度歩いても積雪期のこのルートは最高だ!1000m手前の急斜面も注意が必要だ!尾根上になると眼前に大きな雪庇のホッケ山が見える筈だがガスに覆われ残念ながら殆んど見えない。北側の雪壁を越えると稜線に飛び出す。強風が体温を奪い容赦なく打ち付けて来る。ピークはガリガリに凍っている。北に進路を取り進むがホワイトアウト状態で直ぐのピークを左に行ってしまう。直ぐに気付きコンパスで進路確認!危ない所だった!小女郎峠までは東側の雪庇に注意しながら進んで行く。こんな状態の時は細心の注意で行動しないといけないのだ!石仏が薄っすら見えると左

ホワイトアウトを進む
ホワイトアウトを進む

折する。直ぐ強風が通り抜ける小女郎峠だ。1101mピーク手前の急登がかなり辛いが登りきると疎らな疎林が続く雪原に飛び出す!進行方向を確認!北東に進む途中スノーシューの若者がガスの中から現れる!物好きが居るもんだと感心するが、此方も同じなのだ。緩く三つのピークを進むと最後の登り!もう全員疲労困憊!ガスの中に蓬莱山の標が見えると”ホッ”としたのである。スキー場フェンスの外側を進み金毘羅道分岐で中に入る。ボーダーの音は聞こえるが姿は見えない。鞍部まで下り暫らくで打見山に着く。キタダカ道を下る予定であったが積雪多く雪崩が怖いのでゴンドラ下山とする。5分で下界に到着すると雲の切れ間から日が差していた。思いの外荒天で体力を消耗した山行だった。