音羽山・仙人窟バリルート 2022.11.26

音羽山一番のバリエーションルート・仙人窟  2022年11月26日(土)曇り

メンバー CL.エーちゃん S・Tさん N・Yさん N・Mさん

コース:タイム 京阪追分駅8:40…仙人窟取付き点9:15…280m分岐…仙人窟9:40…280m分岐…10:00トラバース

                                  北側尾根10:10…11:15音羽山11:55…BBC横登山口12:50…JR膳所駅13:10


初冬の比良・比叡を望む
初冬の比良・比叡を望む

 先々週に仙人窟を下見する予定で来たのだが取付きを過ぎた所から直で登ってしまい仙人窟南の尾根を直登してしまった。間違っているのは分かっていたが急下降に少しビビり突き抜けてしまった。此れはこれで、かなりのバリルートだった?今回リベンジする事に。この上仙人窟の表示板から取付く。”かなり”の急斜面だが仙人窟までトラロープが設置されているので気休めにはなる?”しょっぱな”から急斜面で四駆を駆使する。足元は、こぶし大の石が重なりズルズル滑り不安定な上に落ち葉が重なり難儀する。この尾根全体が岩の塊の様で登り応えはありそうだ。キックステップで足元を確保し木の根や岩を

梯子を慎重に登る
梯子を慎重に登る

掴み確実に進むが朽ちた木や岩肌は風化し脆くなっているので注意が必要だ。280m辺りの少し広くなった所で一本立てる。見下ろすと牛尾観音へ続く林道が小さく見える。”もう”この辺りに分岐がありそうだと思う間もなく10m程登った所が分岐だった。梯子まで切り立った岩稜のトラバース。60度以上あろうかと思う切り立った斜面で踏み外せば奈落の底だ。直ぐ前の岩盤手前が一番スリリングだ!グリップする所が無く靴幅半分ほどのステップを作りながら慎重に進むと一枚岩のトラバースだ。此れは難なくクリアー。この20m位がアルプスの岩稜帯に匹敵するくらい(少し大袈裟か?)難易度は高いと思われた。その先に、まるで天に昇るように梯子が架かっている。最後のミッションだ。少し”ゆすって”見るが大丈夫そうだ?取付こうと梯子を持った時、上部から”こぶし”大の落石が!ワンクッションしてNMさんの右腕にあたりヒヤッとする。痛みがあり力が入らないので此処で待機する事に。3人が一人づつ15m程の梯子を登る。登った先に仙人窟が飛び込んでくる。大小二つの窟があり大きな窟は人が入れ石仏が祀られている。先人たちは何の為に此処で祈りを捧げたのだろう?入れ替わりで梯子を下降する。一枚岩の先のトラバースは少し下っているので一歩づつ尚慎重に進む。分岐まで来れ

ば安心とは行かないのだ。見上げる様な岩稜と土のミックス帯の直登に取り付く。四駆で”しがみつく”ように登って行く。300m辺りで大岩に突き当たる。取り付いた時、岩に右膝を強打。痛みを堪えていると下からトラバース出来るよ~のコールが!少し戻り進む事50m程。このトラバースも中々厳しかったが何とか北側の尾根に出た。此処まで来れば安心と一本立てる。皆がホッとしたのは言うまでもない。後は350m辺りからトラバース気味に進むと前回と同じ横石橋コースに合流。鉄塔へ直登も出来たが安全策を取る。この先は音羽山までユックリ歩を進める。皆、音羽山の最バリルートを踏査出来た事に満足気だったのは言うまでもありません!山科側のルートは中々面白い⁉音羽山恐るべし!