キタダカ谷左岸尾根ルート探査 2022.2.11

キタダカ谷左岸尾根∼クロトノハゲ  2022年2月11日(土)晴れ

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん M・Mさん

コース:タイム JR志賀駅7:55…第一堰堤上部左岸尾根取り付き点8:30…420m地点8:50…630m地点10:03…

       900m登山道11:23…11:50クロトノハゲ12:25…14:17JR志賀駅


蓬莱から打見山。その右が左岸尾根
蓬莱から打見山。その右が左岸尾根

 キタダカ道は以前から利用頻度が多いルートなのだが谷の左岸尾根は気にした事が無かった。二週間ほど前、地図を見ていて登れそうだと急遽計画を立てる。例年になく今年の比良は積雪が多く面白そうだ。蓬莱駅のホームから見る左岸尾根は上部まで雪が無さそうに見える。600m辺りから積雪がありそうだが?木戸の集落を抜けバイパスを潜る。気温は低いが背中に受ける日差しは早や春を感じさせる。苔生した盤所橋を渡る。程なく現れる大きな堰堤の右側を巻いて登った付近で取付く予定だ。適当な所から50m程急登すると何と!古道の様な掘り込まれた道が現れた。古くから使われていた様だ。少し進むと谷へ降りて行く掘り込みがある。下山時に確

崩落地点。眼下には琵琶湖が見える
崩落地点。眼下には琵琶湖が見える

認しよう。P445の小ピークを越えると足元に雪が現れて来る。450m辺りで、また谷への分岐点だ。積雪が多くなって来るが未だツボ足だ。500mからの急斜面は右手の緩い尾根方向に進む。此処でワカン装着。少し登り易くなるがズボル所が多く体力を使う。700mに近づくと疎林の間から琵琶湖や堂満岳が見えて来る。雪質は柔らかく膝辺りまで沈み込む。この先、地図上は緩やかな斜面に見えるが結構な急登だ。750m手前の崩落地点。ナイフリッジで倒木地帯。すぐ下には天狗杉がある筈だ。倒木を越え大岩(多分)の下をを巻き崩落地を無事通過。

まるで稲妻の様な影
まるで稲妻の様な影
琵琶湖の奥に金糞岳・伊吹山・霊仙山が見える
琵琶湖の奥に金糞岳・伊吹山・霊仙山が見える

安心も束の間。まだ150mも登りがある。それも結構ズボッてしまうのて体力を消耗する。眼下には琵琶湖が見え、その奥には伊吹から霊仙と鈴鹿の山並みが続き素晴らしい景色を見せてくれる。紺碧の空が濃く”キタダカブルー”とでも言おうか!真っ白な雪原が青空に映える!ノートレースの雪山は気持ちが良い!最後の急登を詰めると登山道に飛び出した。此処まで来れば一安心。ワカンを外し一投足でクロトノハゲに着く。大岩で風を避けランチタイムとしょう。数組の登山者に会うがスニーカーの若いカップルには驚いだ!大丈夫かな?珈琲を点てゆっくりする。吹く風は冷たく冷えて来る。前回、ホッケ山下山の折、危うくケガをする所だったので念

クロトノハゲは直ぐそこ
クロトノハゲは直ぐそこ
キタダカ・ブルー
キタダカ・ブルー
琵琶湖大橋までスッキリ見える
琵琶湖大橋までスッキリ見える

の為アイゼンを装着する。トレースも、しっかりしているので快適に下山できる。天狗杉は力強く枝を張っている。周りは倒木で荒れているが、その餌食にならないよう願うばかりだ。400m辺りにある堰堤まで雪があったので楽に下山できた。此処に尾根へ続くトラバース道があった。朝、取付いた少し上部にもトラバース道があった。次回は、この二本のトラバース道で左岸尾根を探査してみたいと思うのであった。良い天気に恵まれ新しいルートの探査が出来た事に感謝である。まだ時間も早いので久し振りに駅前でクールダウンと行きますか?同行の仲間にカンパ~イ!何時も有難う御座います。感謝!

琵琶湖の奥に残雪の山々
琵琶湖の奥に残雪の山々